氷雨

秋雨と呼ぶには少し遅いし、時雨と呼ぶにはしとしとと一日降り続く様子がそれらしくない冷たい晩秋の雨。標記の氷雨も少し違うように思うが、気象条件上の定義などはなく、雪の季節に近い頃の冷たい雨を指す言葉のようなので一応。 日が落ちていよいよ冷え込…

ウッドデッキ塗装

歴代塗料 小春日和と呼ぶには少し雲の多い日曜。午後は以前から気になっていたウッドデッキの塗り直しに手をつけた。 作ってから9年目のデッキはずいぶん古びてきた。一番ヤバそうなのは、束柱の土台に接する部分。コンクリの束石の穴に柱を差しているのだ…

朝焼け富士

時々三ツ峠ライブカメラをのぞいて、数々の絶景を楽しんできたけれど、目にした限りではこれがナンバーワン。11月8日6時半のモルゲンロート。残念ながらライブで見たわけではなく、過去ログから。→オリジナル画像

楽天カード詐欺

オレオレ詐欺の対象になるほど年をとっていないし、ワンクリック詐欺にひっかかるほど初心者ではないし、流行りの詐欺はうちには無縁、などと思っていたところが、今日、ちょっとヒャッとする詐欺電話に遭遇した。 昼過ぎだったか、楽天から名指しで電話だと…

大野山アルプスランド

週末はお手軽デイキャンプ。昔は山にも連れて行ったのに、すっかり都市化してしまった娘たちも珍しく一緒。北摂猪名川町の北端の低山のてっぺん近くに、いいキャンプ場があった。七輪に炭をいこす所から始まって、日が傾く頃に完成した昼食作りが楽しい。上…

歌う辻まこと

「山の本」に送っている写文が早くもパターン化し硬直化してきたので、何かしなやかにするヒントはないものかと、最近辻まことの文章を拾い読みしていたところに、たまたまネットでこんなページに出会った。世の中にはまだまだ知らずにいる面白いサイトがあ…

大山雪景

いや、驚いた。秋色の大山が一晩で真っ白だ。つい先日、渋滞に巻き込まれながらもブナ林の黄葉を楽しみつつ走った大山環状道路が、今日はなんと雪で通行止め。鏡ヶ成ライブカメラを見ると、まだ青い芝生に紅葉が映えていた高原がすっかり雪原になっている。…

大山秋景

週末は伯耆大山の紅葉を見に出かけた。といっても、登山ではなく嫁さんを伴った遠足。蒜山から入って、鏡ヶ成を経て、まずは奥大山スキー場のゲレンデを借りて、道の駅で買ってきた大山おこわと蒜山焼きそばの昼食。最近はいたるところでご当地食が出現して…

モンベル エクスペディションパック65

夏に買った大型ザックを今頃になって評価する。というのも、疾うにオークションで売り払ってしまったからで、買い手の手前、たとえ読まれないだろうとは分かっていても、売って即酷評というのは憚られ、一応ほとぼりが冷めるのを待っていた次第である。もう…

ブルー・マジェスティ

今年もよく咲いてる宿根サルビアのブルー・マジェスティ。植えて7〜8年になるのにまだ衰えを見せない。最初の数年はラベンダーセージやパイナップルセージといった他のサルビアが大株になり、叢生して栄華を誇っているのを余所に、花茎を数本立てただけの…

市美

タダ券を頂戴していたので最終日に大阪市立美術館の道教展に出かけた。馬の耳に念仏。どうも神秘系・秘儀系は苦手なので、さらっと一巡して終わる。大変力の入った催しだったことは分かった。熱心に見ている人が多いことにも感心。道教は日本ではごく傍流の…

秋光

午雲 いい秋晴れが続いている。哺下、庭に斜めの光が注ぐのを眺めていると、今年は柿の赤くなるのが早く、枝には取らずにおいた熟柿しか残っていないし、花壇はすでに衰残の有り様で、はや晩秋の気配が身に迫るようだ。好ましい思いと物寂しく恨めしいのと、…

パノラマ浅間

登山にいつも伴っているレンズは所謂標準ズーム一本のみ。35mm判換算で27-105mm相当のものなのだが 、ほとんどの山はこれで不足を感じない。ただ、先日の浅間山は別で、外輪山の峨々たる連なりとカルデラ底の広がり、そして煙を上げる本峰火山を収めようとす…

浅間山山行アルバム

▼外輪山からの浅間1 ▼外輪山からの浅間2 ▼火口クローズアップ ▼歩いてきた外輪山を振り返る ▼仙人岳からの北アルプス ▼カルデラ原の向こうに牙山・剣ヶ峰 ▼カルデラ原からの浅間 ▼噴石と外輪山 ▼カヤトとカラマツ林と外輪山 ▼草すべり下部からの遠見ノ頭 ▼黄…

浅間山

金峰山を終え、「増富の湯」のラジウム源泉にゆっくり浸かった後は、浅間山に移動。今回は登山口が遠くないので小諸の道の駅で泊まり、朝、山に向うことにする。「雷電くるみの里」に到着すると、すでに車中泊の車が多い。キャンピングカーもあるが、カーテ…

金峰山山行アルバム

▼砂払ノ頭からの瑞牆山と八ヶ岳 ▼五丈岩が見えてきた ▼歩いてきた稜線コースを振り返る ▼五丈岩と富士山 ▼五丈岩に登る人・見上げる人 ▼岩の斜面を山頂へ ▼金峰山小屋へ下る ▼金峰山小屋の石塔と八ヶ岳 ▼巻き道からの五丈岩

金峰山

さすらい登山第二日は晴天で明けた。駐車場はいつの間にか満杯で、次々に登山者が出発していく。ゆっくり準備をして歩き始めるが、日帰り荷物でスカスカの大型ザックが背中でかさばる。小さなサブザックにすればよかったかな。 瑞牆山荘の前から道は直ちに山…

南ア転進・信州峠

上々の天気予報の三連休は押っ取り刀で中部山岳へ向う。南アルプス南部、光岳から聖岳へ2テント泊で縦走のプランで、前夜、遠山川を遡って易老渡登山口に入る。久々の複数泊のザックは重いが、モチベーションも高い。 ところが車中泊の朝は雨で明けた。早朝…

台風一過

久々にやってきた台風の後の、洗われたような空の色も久しぶりだ。空気が澄んで遠くまでよく見透せて、雲の足はまだ速いから、一日中、遠く近くで雲が変幻自在の表情を見せる。何気なくベランダに出たら、しばらく目を奪われることになった。 ところで、台風…

初上陸

久々にやってきた上陸しそうな台風が、えらく強力なやつだというのも、最近の荒っぽい気象傾向に通じるものがあるのではなかろうか。気象庁の予報円では紀伊半島から東海・北陸を通って東北へ駆け抜けるコースが有力のようだが、そうなると中部山岳では紅葉…

登り過ぎたカラマツ

『カラマツは本性として上方へ伸びてゆく樹形の木である。でもここは猛烈に風の強いところだ。ことに冬の季節風はすさまじい。でもこのカラマツは意地っ張りでその本性を曲げようとはしなかった。上に少し伸びる。風に曲げられる。それでも伸びる。曲がった…

鳳凰三山

北アから南アに向けて移動しつつ、日曜の天気をチェックすると、あれれ、山梨県は曇り。そのまま帰ることも考えかけたが、昼過ぎまでは晴れ間もという気を持たせる予報。それならばと望みを託して計画続行。韮崎インターで下りて、釜無川を渡り林道で山中に…

燕岳山行アルバム

▼紅葉の合戦尾根を登る ▼合戦ノ頭からは錦繍の散歩道 ▼岩峰群を縫って山頂へ ▼燕山荘を振り返る ▼燕山荘と表銀座コースと槍ヶ岳 ▼穏やかな燕岳山頂 ▼餓鬼岳をバックに岩上の客 ▼燕岳北登山道 ▼燕岳東面の紅葉 ▼白砂の斜面を北燕岳へ ▼草紅葉に染まる北燕岳東…

燕岳

土曜・日曜は久々に自分としてはチャレンジングな山登り、南北アルプスの日帰り登山に出かけた。といっても、一般コースを登って下りるだけだから、技術的には難しいことはなく、少しのスピードと持久力勝負のプラン。最近、山の回数が減っているが、まだま…

棲鳳園詩集

先日オークションで落札しそこなった詩集。高値がついたわけではないのに踏ん張らなかったのは、立命館大学の書籍閲覧システムに全ページの画像データがあるのを、親切にも出品者が教えてくれていたから。和本には強烈なフェティッシュ性があるが、後々の保…

中国山地ドライブ

日曜夜7時。荷物を車に積み込み、風呂にも入って、いざ山へ。と、最後に天気予報をチェックして愕然。ここまでずっと好天続きを約束していた予報が突然暗転しているではないか。月曜は午後から曇り、火曜はもっと悪い。これで連休後半の登山計画は急転直下…

ニコンD5000

新旧ニコン低価格一眼(ちなみに新は右)。とはいえ、今回はボトムのD3000からワンランク上げたD5000である。CMOSの色が気に入って、心ならずもこういうことになってしまった。 3年近く愛用してきたD40にも文句はないので、急ぐつもりはなかったのだが、過…

「現代思想」臨時増刊・加藤周一

まず表紙がかっこいい。思わずもう一冊買って壁に飾っておこうかと思った。 加藤周一は容貌もなかなか魅力的な人だった。生涯に3人の妻を持った。すなわち、彼に惚れる女は多かったし、女性との交遊を心から楽しむ人でもあったようだ。 抜群の知性は感覚の…

スゼー届かず

過日ネット古書店でフランスの名歌手、ジェラール・スゼーの「詩人の恋」と「美しき水車小屋の娘」のCDが安くあるのを見つけて喜んで注文した。古書店から発送の連絡があって楽しみに待つも、1週間過ぎても一向に届く気配がない。問い合わせて見ると、確か…

加藤泰三のA小屋

「疲れて夕暮近くやっと小屋に着いた。小屋には予想通り誰も居なかった。 『番人無しで約十人位しか泊れなくて、水に不便で汲んで来るのには西北に少し下り、片道七分位かゝる。其処を利用する者は少なくA岳とG岳の鞍部に在る』 そのような事が、予め僕の…