2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

感冒

何年かぶりに風邪をひいた。喉の痛みから始まるおなじみの鼻風邪、いや症状からすれば喉風邪だ。インフルエンザと違い熱も全身症状もないので甘く考えていたら、後半は咳と痰がひどくてかなわない。山に登るようになって風邪をひくことが少なくなったが、た…

Dropbox

画期的なオンラインストレージサービスがあるというので試してみた。Dropboxがそれ。ダウンロードしてインストールすると、アカウントの作成画面が出るのでメールアドレスとパスワードを設定。するとマイドキュメントにMy Dropboxフォルダができている。ここ…

水村美苗『日本語が亡びるとき』

先日の朝日新聞書評でも取り上げられていた通り(何とも舌足らずな評だったけど)、実に刺激的な本。挑発的な本でもある。 重要な論点が幾つもあって、まだ頭のなかで整理できてないけれど、一応自分が大ざっぱに理解したところを組み立ててみると。 1)言…

小楢

家の裏に出て、屋根と裏山に挟まれた細長い青空を見上げると、コナラがいい具合に黄色くなっている。木末まで10mもあるだろうか。家の北側の裏庭と呼ぶには狭すぎるスペースは、山からせりだした大きな木々のちょうど真下で、春には芽鞘が降るし、夏には毛…

裏山にいます

長らく手入れをしていない裏山が荒れつつあるので、この冬は気が向いたら上がってみることにする。今日はその第一日ということにして、そのために新調しておいた鉈と竹切り鋸をベルトにつけて、長靴姿で突入。 第一の難物は竹。いらぬ所に勢力を広げているし…

細江英公展

物量系スーパー・コストコへの途次、尼崎の文化会館でやっている「細江英公の世界」展を見た。細江英公という写真家の仕事をコンパクトに概観できる好展示ではなかろうか。 「薔薇刑」1963年。ムキムキマンになった三島由紀夫がうれしげにホースに絡まったり…

LEDランタン

ちょっと面白いLEDランタン。 テント内の明かりはこれまで蝋燭ランタンが贔屓だったが、かさばる寝袋を着た冬は寝返りの度にひっくり返さないか、気をつかうことが多いので、長持ちで明るいLEDのランタンを探した。 まずは、ブラックダイヤモンド「オービッ…

きつぱりと冬が来た 八つ手の白い花も消え 公孫樹の木も箒になった きりきりともみ込むやうな冬が来た 人にいやがられる冬 草木に背かれ、蟲類に逃げられる冬が来た と、うたったのは高村光太郎だが、今日の午後からの寒気の急襲は、まさにそのようなきっぱ…

RSSリーダー

今頃かよと笑われそうだが、最近になってようやくRSSリーダーというものの便利さを知った。もちろんRSSという名はずいぶん以前から聞いていて、サイトの更新情報をいち早く届けてくれるものだということも知ってはいたのだが、なかなか導入する気にはなれな…

丹波立杭

予報より天気がよかったので、里山の紅葉を楽しみがてら、丹波立杭に出かけてみた。丹生山を越えて吉川から加東、立杭と走る道は、ちょうど雑木の黄葉の盛り。東条の道の駅に寄って野菜を買ったり、寂しい秋津台の別荘地の上の秋津富士に登って東条湖を眺め…

月光富士

久しぶりに玉姿を拝もうと三ツ峠ライブカメラをのぞいてみたら…、 おおー、夜目にも、いや夜カメラにも鮮やかな雪の山巓。 そういえば今宵は月齢15の全き満月。もし今晩カメラをかついで三ツ峠山に登っている人がいたら、長時間露光で月光に輝く神秘的な富士…

採蕈詩

峰を攀じて松根を探り、雲を眺め谷音を聞く――山水画の世界に遊ぶような松茸狩りは、江戸漢詩人の格好の題材だったに違いない。そこにはもとより自然があり、採集の楽しみがあり、香味があり、酒肴があるのだから、うたうことは多い。ほとんどの詩人が一度は…

松茸

2年ぶりのマツタケ。スーパーの安物が珍しくよかったので買ってきたという。たしかに、ころっと丸い傘の可愛いのが数本。それなりの色と匂いだ。これが、国内産どころか東アジア産でさえなく、トルコ生まれだというから驚く。 日本と韓国と中国の一部以外で…

エドワード・サイデンスティッカー『東京 下町山の手』

東京見物の復習本。 副題に「1867―1923」とある。1867はもちろん御一新、ならば1923は? それは関東大震災の年。この年を限りに江戸文化の名残をとどめていた下町は消えてしまった。そのことの確認からこの本は書き出される。最初から挽歌の色合いは濃い。荷…

蒸し蕎麦・茹で蕎麦

昨日の茶山詩で疑問点一つ。 「一籃の銀縷 甑を出でて香ばし」 甑は蒸し器だよな。ここは蕎麦の茹で上がった様子と考えたけれど、それなら甑ではなく釜を出でてとなるはず。もしかしたら当時の蕎麦は蒸したのだろうかと調べてみたら、ウィキペディアにこんな…

秋詩二篇

○高屋途中 山雲 半ば駁して斜陽を漏らす 堠樹蕭條たり 十月の霜 野店 人を畱めて蕎麺を勸む 一籃の銀縷 甑を出でて香ばし 菅茶山の黄葉夕陽村舎詩後編巻之二から。神辺から広島の東に位置する高屋町に向かう途中の晩秋の山陽道の情景だろう。山をおおう雲は…

身辺秋色

○淡河の道の駅に渋柿があったので、買ってきて皮を剥いて2階の軒下に吊るした。一晩でもう色がきれいに濃くなっている。庭にも柿はあるけれどこちらは甘柿。今年もたくさん取れたが、だれも食べなくていつも持て余す。 ○数年前に植えた花梨がようやく実をつ…

フェルコ6番

終日、庭の仕舞い支度。菊と一部のサルビアを除いて花は終っているので、枯れ穂を刈り込んで整理する。フェンスに絡みついた雑草・半雑草との格闘も。今日は移植ゴテもフォークも持たず、ひたすら鋏を振り回す。こんな時頼りになるのが数年使っているスイス…