パラダイス

実家への途次、富田林のみかん園に寄ると、そこはパラダイスと呼びたくなる面白い場所でした。といっても、そのままの意味でのパラダイスではなく、ウィキペディアの定義の最後にもある『「探偵!ナイトスクープ」で紹介された(されるような)集客のなさそう…

狭山池博物館

実家への途次、ひさしぶりに狭山池博物館に立ち寄ってみました。堤防の直ぐ下にあって、上から見ると二三の四角い箱が建っているだけなのですが、迷路みたいなエントランスを進むと、エレベーターで一気に地下(というか、本来の堤防下のレベル?)まで下ろ…

雨季前

梅雨に入る直前の6月の爽やかさは特別なものだ。よく晴れた日が続いて、日射しはもう十分強いが、大陸由来の高気圧はからりと乾き、濃密になった緑を抜けてくる風は、5月の金の風よりももっと親密な心地良さ。 春の花が終り夏の花が咲きだす前の、宿根草の…

感想二つ

其の壱 各局のニュースで上海万博の話題が喧しい。見ていて連想するのはやはり大阪万博のことだ。40年前とは展示を見せる技術は段違いだろうが、パビリオンの外観の奇妙奇天烈さは昔見た夢だなあ。40年経っても人間の未来のイメージはあまり変わってないよう…

エイヤフィヤトラヨークトル火山

ニュースではアイスランドの火山噴火とばかりで、火山の名前が聞かれないと思ったら、こんなアナウンサーも真っ青のとんでもない名前だったのね。スペルはEyjafjallajokull。t がないようだが、アイスランド語の表記? ちょうど10年前の有珠山噴火以来、こん…

春寒

雨のシャクナゲ。せっかく咲いた花も冷たい雨に打たれて悩ましげ 花冷えが続いた後、ようやく季節らしい陽気が戻ったと思ったら、またもや季節外れの雪さえ降ろうかという寒さ。この春らしくない春は、冬らしくない馬鹿陽気や大雨もあった冬に引き続いて、気…

グレートサミッツ

昨夜遅く、BShiで標記の番組をやっているのを見始めたら、動けなくなってしまった。結局、早暁まで半分ウトウトしながら3本見る羽目になった。鳥の声がし始めた頃になって風呂に入り、寝床にもぐり込んだ。 世界の名だたる名峰を、アマチュアのNHKのディレ…

新ルート開拓

といっても山の話ではない。単に山に至る道の話。 氷ノ山は関西では数少ない山スキーにも適したスケール大きな地形を持つ山で、その山に前夜泊ではなく早朝発の日帰りで登れることは、神戸市街の背後に聳える至近のトレーニング適地六甲山の存在とともに、神…

遅い雪

えらく寒いと思ったら、けたたましい霰に続いて雪。今年は雪雲がほとんど内陸まで達しなかったので、今頃になって一番の積雪である。南岸を強力な低気圧が通過して呼び込まれた雪雲だろうが、大陸の寒気はもう強くないので、すぐに早春の空気が戻ってくる。…

シーズン終了

Yahoo!スキー&スノー情報で見る兵庫県のスキー場の無残な状態。先月20日頃まで続いた寒波の雪も、その後のとんでもない高温とザザ降りのせいで台無しになってしまったようだ。各スキー場の積雪情報は地域的な雪の降り具合を知るいい指標になるが、それでい…

春一番

せっかく積もった雪が、ジュッと音をたてて融けてしまいそうな暖かさ。ずいぶん風が吹くと思ったら、春一番だったらしい。先日はブナの枝という枝に重々しく発達していた三ノ丸の霧氷も、これでは跡形もなく消えて、今はブナ林も黒々としていることだろう。 …

LIFE画像の大阪砲兵工廠

杉山鉱山の残影、追加。 LIFE誌がGoogleで公開しているアーカイブにも幾つか戦後大阪の空撮写真があって、2点砲兵工廠のものを見つけた。かなりの高度から撮った地図作成用? の前回の写真と違って、これはもっと低空からの報道写真。すさまじい破壊の様子…

空撮・大阪砲兵工廠跡

また空中写真でタイムトラベル。 「国土変遷アーカイブ」には敗戦まもない時期に米軍が撮った写真も公開されているから、当然各都市が蒙った空襲の傷跡もリアルに記録されている。なかでも発見だったのがこれ。 当時、東洋最大の軍事工場といわれた大阪砲兵…

空中写真ノスタルジー

空中写真というちょっと懐かしい言葉は考えたら変な表現で、知らない人が聞いたら、スカイダイバーの記念写真? などと思われるかもしれない。今では航空写真の方が分かりやすいだろうが、うれしいことに国土地理院を始め、まだ普通に使われているようだ。 …

厳冬再び

夕方から夜にかけての戸倉トンネル東口ライブカメラ。強力な寒波まっただなかの国境のトンネルは美しくも凄い雰囲気だ。これで戸倉コースの雪もリセットされて、寒波明けはラッセル必至。またしばらくは三ノ丸が遠くなる。雪が止むこの日曜あたりは、パウダ…

厳寒

昨日の夕方ぐらいから気温が急降下し始めて、今シーズンたぶん第3弾の寒波に突入。今日などは冬将軍が氷のように冴えかえった抜き身を閃かせて、列島を睥睨しているような寒さ。いや、雪女郎が細い真っ白な指で手招きをしつつ、凍りついた懐に人を抱き込も…

H1N1到来

歳末に大学生の娘が風邪の症状を呈し始めた。喉と節々の痛み、頭痛と微熱。熱が低いので鼻風邪だろうと市販薬を飲ませていたら、2日目から熱が38度台に跳ね上がった。病院はもう正月休みで、母親が近くの総合病院の救急外来に連れて行く。年末の掃除をしな…

除夜雑想

1年が365日というのは地球の公転に基づくサイクルで、太陽系の他の星々をはじめとする大宇宙にとってはまったく知った話ではないだろう。そのサイクルのどこに始点・終点を設定するかについても、文化・時代によって異なっていたことは周知の事実で、極東の…

応挙の虎

遅い賀状作りで夜なべ。昨年は山の写真を使おうとして、安いレーザープリンターの色の出の悪さにがっくり来て、年に一度の久闊の叙を一部放棄してしまったのだが、今年はいいアテがあった。干支は賀状素材の最も便利なもので、干支がなければこの作業はより…

根雪

よく積もってるなあ。今日の戸倉トンネル東口。以前はブルって眺めるだけの峠の雪景色だったのが、今ではワクワクしながらライブカメラを見てるんだから、雪山のマインドコントロールは強力だ。 見たところ、これはもう根雪といってよさそう。いきなり開幕し…

冬日印象

脊梁山地の北に大雪をもたらしている雪雲もここまでは届かず、低回する雲が遠く近くにわだかまるばかり。真冬の空はよく澄んでいても光と熱が不足していて、まるで宇宙と直接接しているような空虚さだ。夕方、雲端が暖色の光を宿して輝くのがわずかに目を引…

大寒波

シーズン初っぱなの寒波がいきなり第一級の勢力というのは、一体どんな冬になる予兆なんだろうか。といっても、気象というのは一本調子の単純なものではないから、豪雪の当たり年(山好きにとっては)を期待するのはまだ気が早かろう。竜頭蛇尾、ぬか喜びに…

寒波

ここ2・3年はクリスマスや年末まで待たなければならなかった最初の寒波の到来が、今年は少し早い。今週後半からしばらく、日本海側の予報には雪だるまが並んでいる。そろそろ氷ノ山もと久しぶりにのぞいた戸倉トンネルのライブカメラも、午前はまだ黒々と…

鈴鹿崩れ永源寺温泉

計画では千種街道を歩いて杉峠を越え、少し下ったところの御池鉱山跡にテントを張って、盛大に焚火をして遊ぶ予定だった。翌日は雨乞岳に登り、笹の稜線を奥ノ畑峠まで歩いて明るい奥ノ畑谷を下り千種街道に戻るつもりだった。加えて、気分次第でイブネ往復…

近つ飛鳥博物館

面白そうな企画展をやっていたので河南町の近つ飛鳥博物館に立ち寄ってみた。何をイメージしたのだか、角度によってはチェルノブイリの“石棺”を連想させる建物は、例の建築家の常で、入口も動線も分かりづらい。周辺の雑木林には、この辺りではほとんど散っ…

山家落葉

冷たい雨の一日が過ぎて、今日は山側の屋根も露地も落ち葉だらけ。陽に照り映えていたコナラの黄葉が半分方散って、見上げる裏山はずいぶん寂しくなってしまった。その形見がこの地面を覆い隠さんばかりの枯れ葉。 ほんの二日前、枝にあったときはあんなに明…

氷雨

秋雨と呼ぶには少し遅いし、時雨と呼ぶにはしとしとと一日降り続く様子がそれらしくない冷たい晩秋の雨。標記の氷雨も少し違うように思うが、気象条件上の定義などはなく、雪の季節に近い頃の冷たい雨を指す言葉のようなので一応。 日が落ちていよいよ冷え込…

ウッドデッキ塗装

歴代塗料 小春日和と呼ぶには少し雲の多い日曜。午後は以前から気になっていたウッドデッキの塗り直しに手をつけた。 作ってから9年目のデッキはずいぶん古びてきた。一番ヤバそうなのは、束柱の土台に接する部分。コンクリの束石の穴に柱を差しているのだ…

朝焼け富士

時々三ツ峠ライブカメラをのぞいて、数々の絶景を楽しんできたけれど、目にした限りではこれがナンバーワン。11月8日6時半のモルゲンロート。残念ながらライブで見たわけではなく、過去ログから。→オリジナル画像

楽天カード詐欺

オレオレ詐欺の対象になるほど年をとっていないし、ワンクリック詐欺にひっかかるほど初心者ではないし、流行りの詐欺はうちには無縁、などと思っていたところが、今日、ちょっとヒャッとする詐欺電話に遭遇した。 昼過ぎだったか、楽天から名指しで電話だと…