2011-01-01から1年間の記事一覧

奈良の裏道

その一 南大門と若草山を望む道 県庁横の駐車場を北側から出て、すぐに交差点を渡った所から、土塀に囲まれたいい道が伸びています。正面には明るい若草山をバックに東大寺南大門の真横から見た見慣れない姿。人通りも車も少ない、お勧めの裏参道です。その…

パラダイス

実家への途次、富田林のみかん園に寄ると、そこはパラダイスと呼びたくなる面白い場所でした。といっても、そのままの意味でのパラダイスではなく、ウィキペディアの定義の最後にもある『「探偵!ナイトスクープ」で紹介された(されるような)集客のなさそう…

立杭

今が盛りの雑木の黄葉を楽しみながら、丹波立杭に出掛けてみました。この辺りの田園を彩るこなら・くぬぎの黄葉は、かえで・もみじの華やかさはありませんが、温かく豊穣な感じがして好きです。それに、茶色といっても黄色に近いものから赤っぽいものまで、…

山を眺めに

4月に山で足を痛めて以来、ずっと登山から遠ざかっています。そろそろと思っているうちに高山には雪が来て、もう近づける山ではなくなってしまいました。せめて近くから輝く峰々を眺めて、今年の空白を埋めようと伊那谷へ出かけました。 まずは伊那谷と南ア…

狭山池博物館

実家への途次、ひさしぶりに狭山池博物館に立ち寄ってみました。堤防の直ぐ下にあって、上から見ると二三の四角い箱が建っているだけなのですが、迷路みたいなエントランスを進むと、エレベーターで一気に地下(というか、本来の堤防下のレベル?)まで下ろ…

山田翠雨・山田淳子追記

江戸末の地元詩人、山田翠雨に関して、架蔵の大正10年刊『武庫郡誌』に若干の記事があるのに気づいたので、以下に録しておく。またその夫人、山田淳子についても昭和14年発行の大阪『東区史』に小伝が見つかったので、併せて書き写しておく。万一、両先人の…