ブルー・マジェスティ


 今年もよく咲いてる宿根サルビアのブルー・マジェスティ。植えて7〜8年になるのにまだ衰えを見せない。最初の数年はラベンダーセージやパイナップルセージといった他のサルビアが大株になり、叢生して栄華を誇っているのを余所に、花茎を数本立てただけのパッとしない存在だった。ところが、数年で同輩が衰えたのと入れ代わりに、雌伏から雄飛に転じて、一躍この時期の庭の主役に躍り出たのがこのサルビア。長くのたうった花穂を多数伸ばして、日に日に寂しくなりゆく庭に、霜が降り始めるまで、赤のチェリーセージとともに彩りを添えてくれる。というようなことを、一昨年の秋にも紹介したことがあるから、この濃紫のサルビアはもう3年も秋の庭の主役を張っていることになる。