2010-01-01から1年間の記事一覧

弥山・八経ヶ岳

梅雨入り間近の好天の6月第一日曜は、3年続けて弥山川の岩魚詣でに。今回は趣向を変えて行者還トンネル東口から登ってみる。いつも車でいっぱいの西口に比べて、遠回りになるせいで駐車しているのは他に2台だけと不人気のコース。しばらく樹林をトラバー…

雨季前

梅雨に入る直前の6月の爽やかさは特別なものだ。よく晴れた日が続いて、日射しはもう十分強いが、大陸由来の高気圧はからりと乾き、濃密になった緑を抜けてくる風は、5月の金の風よりももっと親密な心地良さ。 春の花が終り夏の花が咲きだす前の、宿根草の…

和歌浦展図録

地方の美術館や博物館に行くと、ローカルな作者や地誌を取り上げた過去の展覧会の図録に出会うことがあり、売店を覗くのを楽しみにしている。先日の和歌山市立博物館でも図録のバックナンバーがなかなか充実していて、桑山玉洲展のものと標記のものをピック…

和歌山散歩

先日、身近な名所散策で訪ねた大津がなかなか面白かったので、今度は和歌山にショートトリップ。曲がりくねった阪和道で越えていく府県境の和泉山脈はなかなか深く、かつては苦労して一山越えてたどり着く南海の別天地だったことを感じさせる。 まず和歌山市…

ハニーサックル

ラティスに絡ませたハニーサックルのテルマニアーナがオレンジの花を揺らしている。満開のと言いたいけれど、運悪く先日の大荒れの天気にずいぶん花を落としてしまい、写真を残すには少々寂しい状態だが、本当に満開の時はうるさいほどになるので、かえって…

日韓APS-Cミラーレス機対決

獲らぬ狸のデジカメ談義。 最近出現したデジカメの新しい動きに、APS-Cレンズ交換式ミラーレス機というのがある。一眼レフのレフレックスとは反射板のことで、レンズに入る光を鏡で反射してファインダーに導く仕組みをもつカメラが一眼レフだ。そして、この…

駒ノ尾山スズノコ狩り

土曜は嫁さんを連れて今が旬のネマガリダケの竹の子狩りに。氷ノ山はライバルが多いし、奥津の自然公園は天気が下り坂の日には少し遠い。久々に粟倉の駒ノ尾山に行ってみることにする。 中国道佐用インターから下道のつもりだったが、いつの間にか鳥取道とい…

江戸の落書き

石山寺の本堂を見物していて、扉や壁にたくさんの落書きがあるのに気づいた。修学旅行生の引っかき傷ならば眉をひそめなければならないところだが、そうではなく溝がすっかり丸くなったずいぶん古そうな署名だ。明らかに江戸時代と覚しいものもある。たとえ…

大津散歩

行楽日和の日曜は、そういえばまだ行ったことがなかったなと、近江の二古刹を訪ねることにする。 京都に向う渋滞を京滋バイパスで避けて石山で下りると、幻住庵の案内が目に入り、思わずそちらへハンドルを切る。道しるべに従っていくと、住宅地の外れの駐車…

カメラ座布団

山に一眼レフカメラを伴う時は、いつも裸で肩に掛けて歩いている。ストラップをザックの胸ベルトの下に通しておけば落ちる心配はないから、切り立った岩を攀じったりする時以外は、ずっとこの状態で歩いている。いいシーンがあればカメラを手に取ってすぐに…

五月の庭

咲き揃い始めた花とともにきれいになった砂利道を記念撮影。 背の高いのがシャクヤクとジャーマンアイリス、低いのがラベンダーとゲラニウム・マクロリズム。奥にナニワイバラの生垣。これから7月にかけてがこの庭の短い盛期だ。まだ種類が少ないが、これか…

乗鞍岳山行アルバム

位ヶ原にテントを張る(拡大) 雪原の夜明け 朝の槍穂 淡く染まる乗鞍 雪原に浮かぶ中ア 剣ヶ峰と権現池火口 稜線の山スキーヤーたち 続々と山頂へ 乗鞍北半の峰々越しに北アルプスの連稜

乗鞍岳

土日はK氏を誘って乗鞍遠征。去年4月に山スキーで訪れて、へっぴり腰スキーでボロボロになりつつも、大雪原のスケールが印象に残った位ヶ原にテントを張って、日本離れした風景を楽しむことにする。 この時期はすでに閉鎖したスキー場上部の三本滝まで車で…

基地問題

今日の天声人語がいいことを書いてる。『そもそも沖縄で安保を説く前に、この島の重荷を米国に説くのが先ではないか。…ゆめゆめ米国の代理人として、あてもなく南の島を訪ね歩くことなかれ。』 全く以て、鳩山さんがやるべきは、オバマに沖縄の地図を示して…

感想二つ

其の壱 各局のニュースで上海万博の話題が喧しい。見ていて連想するのはやはり大阪万博のことだ。40年前とは展示を見せる技術は段違いだろうが、パビリオンの外観の奇妙奇天烈さは昔見た夢だなあ。40年経っても人間の未来のイメージはあまり変わってないよう…

アメリカ映画ベスト100

BS2でやっていた標記の番組を面白く見る。アメリカ映画協会が2007年に選んだ2度目のリストをCBSテレビが番組化したもの。もちろん再放送だろうが、見るのは初めて。 選ばれた映画のさわりの取り出し方と次の映画とのつなぎ方が気が効いている。100本のどこ…

砂利道掃除

作って7年めの砂利道が最近ずいぶん荒れてきた。雑草がはびこらないようにと敷いた砂利なのに、春になると雑草におおわれてくる。少し砂利をかき回してみると石の間に詰まった土が出てくるから、これでは雑草が生えて当然。道の両側は枕木や余りものの階段…

エイヤフィヤトラヨークトル火山

ニュースではアイスランドの火山噴火とばかりで、火山の名前が聞かれないと思ったら、こんなアナウンサーも真っ青のとんでもない名前だったのね。スペルはEyjafjallajokull。t がないようだが、アイスランド語の表記? ちょうど10年前の有珠山噴火以来、こん…

春寒

雨のシャクナゲ。せっかく咲いた花も冷たい雨に打たれて悩ましげ 花冷えが続いた後、ようやく季節らしい陽気が戻ったと思ったら、またもや季節外れの雪さえ降ろうかという寒さ。この春らしくない春は、冬らしくない馬鹿陽気や大雨もあった冬に引き続いて、気…

薔薇受難

気がつけばこんなことに。よく若葉を展開して5月が楽しみだったイングリッシュローズのミストレス・クイックリーが根元からポッキリ。繁り始めた枝葉に雨露が溜まって重くなったのが原因のようだ。折れた根元を観察すると、腐ってスカスカになった部分が多…

能勢

日射しもようやく春らしくなって、花冷えの名残りのセーターで庭に出ると熱がこもり汗ばんでくる。庭いじりの半日のつもりだったが、この陽気に誘われて昼から浮かれ出てしまった。 といっても花時の埃っぽい雑踏は御免蒙りたいので裏街道ドライブ。三田から…

よも太郎山・日岸山・薙刀山 山行アルバム

林道はまだこの有り様(拡大) 大滝前後は恐怖の滑り台状態 一登りして笠羽谷出合の橋を見下ろす 願教寺山が見えてきた 日岸山東尾根のメロウな斜面 よも太郎山の登りからの願教寺山 よも太郎山の登りからの日岸山 日岸山の下りからの薙刀山 鞍部から望む薙刀…

よも太郎山・日岸山・薙刀山

好天予報の日曜は4月定番の石徹白遠征に。去年の越美は雪が少なく、笹がかなり出ているという情報で遠征はあきらめたのだったが、今年は十分な雪が想像できる。となると、上部ののびやかな火山地形はすばらしい遊び場だろうが、そこに達するまでの大滝の難…

オイストラフ・リヒテルのフランク

先頃、セザール・フランクのヴァイオリンソナタが聴きたくなって、懐かしいLP時代の名盤がCD化されているのを入手した。唯一持っていたギトリス・アルゲリッチの別府での「奇蹟のライヴ」は、あまりに奇蹟が過ぎてちょっとね。 最初に出会った演奏がその…

グレートサミッツ

昨夜遅く、BShiで標記の番組をやっているのを見始めたら、動けなくなってしまった。結局、早暁まで半分ウトウトしながら3本見る羽目になった。鳥の声がし始めた頃になって風呂に入り、寝床にもぐり込んだ。 世界の名だたる名峰を、アマチュアのNHKのディレ…

拉致問題

昨日の朝日朝刊。一面を使ったインタビュー記事のなかで、蓮池薫さんが拉致問題について冷静な提言をしていたのが印象に残った。その部分の引用。『「北朝鮮に残されている拉致被害者の家族の方々がおっしゃることは、被害者を思いながら、何としてでも帰っ…

新ルート開拓

といっても山の話ではない。単に山に至る道の話。 氷ノ山は関西では数少ない山スキーにも適したスケール大きな地形を持つ山で、その山に前夜泊ではなく早朝発の日帰りで登れることは、神戸市街の背後に聳える至近のトレーニング適地六甲山の存在とともに、神…

氷ノ山

土曜はこの時期定番の横行渓谷からの氷ノ山登山。気象情報は春の嵐の接近を予告しているが、日中は大丈夫だろうと出かける。 残雪の早い今年はかなり開いているのではと期待して入った横行林道は、例年通り平家ヶ城休憩所の先の崖際の個所で、デブリがごく部…

静かな花盛り

まだ寂しい庭で盛りを迎えているヘレボラス。こうしてあおり気味に撮ると、この時期の花としては本当に立派で、スミレ咲く日本の早春にはミスマッチと感じられなくもないのだが、人の目を避けるように俯いて咲くので、みごとな花の割には一人勝ちの奢りを感…

遅い雪

えらく寒いと思ったら、けたたましい霰に続いて雪。今年は雪雲がほとんど内陸まで達しなかったので、今頃になって一番の積雪である。南岸を強力な低気圧が通過して呼び込まれた雪雲だろうが、大陸の寒気はもう強くないので、すぐに早春の空気が戻ってくる。…