ある知人へのメール

電話をいただいていたようで、済みません。 忘年会のメールはちゃんと届いております。 例によって大阪までいくのが億劫なのでスルーしておりました。 悪しからずお察しください(汗)。ところでついに、 秘密法案が衆院を通過、とか。 みんなこぞって反対し…

基地問題

今日の天声人語がいいことを書いてる。『そもそも沖縄で安保を説く前に、この島の重荷を米国に説くのが先ではないか。…ゆめゆめ米国の代理人として、あてもなく南の島を訪ね歩くことなかれ。』 全く以て、鳩山さんがやるべきは、オバマに沖縄の地図を示して…

エイヤフィヤトラヨークトル火山

ニュースではアイスランドの火山噴火とばかりで、火山の名前が聞かれないと思ったら、こんなアナウンサーも真っ青のとんでもない名前だったのね。スペルはEyjafjallajokull。t がないようだが、アイスランド語の表記? ちょうど10年前の有珠山噴火以来、こん…

拉致問題

昨日の朝日朝刊。一面を使ったインタビュー記事のなかで、蓮池薫さんが拉致問題について冷静な提言をしていたのが印象に残った。その部分の引用。『「北朝鮮に残されている拉致被害者の家族の方々がおっしゃることは、被害者を思いながら、何としてでも帰っ…

権力闘争

石川起訴・小沢不起訴。まあ、やってることもヒドイもんだが、これって、遠い国からごくごくかいつまんだ情報だけできわめて客観的に見たとすると(意外にこうゆう視点が正鵠を射たりする)、旧政権時代が恋しい官僚集団の先兵たる検察が、人気絶頂だった新…

二つの震災

ハイチ地震の想像を絶する現場写真。Earthquake in Haiti 天災というのはほんとうに厄介なものだ。加害者なき大量殺戮。怒りをぶつける相手がないし、戦場のようにヒロイズムの慰めが露ほどもないから、悲しみを和らげる拠り所もない。 それでも15年前の阪神…

新聞斜陽

『 ――新聞界斜陽の原因は、ネット時代到来のせいでしょうか。 「まったくの後知恵ですが、草創期のヤフーやグーグルに米国の新聞社が記事を無料で与えたのが、経営的には致命的な失敗だったかもしれない。当時、ポスト紙の編集幹部として、私も新聞社のコン…

笑顔測定器

The Five Worst Inventions (Time.com)『米タイム誌は最新号で、今年最高の発明1〜50位と最低の発明五つを掲載した。最低の発明には「ガスマスクとしても使えるブラジャー」などと並び、オムロン(本社・京都)が開発した笑顔をチェックするシステム「ス…

無風県

現職当確のニュースを見て、知事選の日だったことを思い出す。投票率36%。現職と共産候補だけじゃ選挙になってないでしょ。自公・民主の対決になった静岡と大違い。安倍の“美しい国”のお先棒担ぎの歴史学者が、“静岡に理想の日本を創る”というのも気色悪い…

国内発生

休日割引に片足をかけた日程で南九州を旅して帰ってくると、神戸がえらいことに。旅行中はテレビも新聞もほとんど見なかったので、子どもの携帯メールで知らされたときは驚いた。まさか神戸で2次感染が発生するとはなあ。活発に動く高校生に広がっていると…

新型インフル雑感

このところ、4月27日に紹介した専門的な視点から新型インフルエンザに言及している各ブログを日に何回か読みに行くのが習慣になっています。事態をよく理解した人の文章は、迷える一般人にとって何よりの光明ですね。情報源が新聞やテレビ報道だけだったら…

豚インフルエンザ・リンク補

こういう時は専門家の冷静な現状認識と判断が頼りになりますね。ということで、豚インフルエンザに言及している医療関係の個人ブログと情報サイト。他にもあると思いますが、目についたところだけ。 鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集(外岡立人氏/元…

メキシコ風邪

まさかこれがパンデミック前夜というものなんだろうか。しかし、鳥フルじゃなく豚フルとはなあ。 「メキシコ死者81人 患者は1300人超」(共同通信) 人類が遭遇した最初のインフルエンザのパンデミック、スペイン風邪の死亡率は、一説には2.5%。メキ…

子供の人格

聞けば聞くほどむごい話だ。西淀川の子殺し、いや今のところ死体遺棄事件のことだ。容疑者の片割れの母親がまだ普通の家庭生活を営んでいたころの、幼稚園の行事のビデオを何度も目にするが、子供と手をつなぐかつての母親の笑顔と、最近の酷薄な表情との落…

検定狂時代

検定が大はやりである。この持て囃されぶりは、それにまんまと乗っかって私腹を肥やしていた漢検親子は論外としても、ちと異常ではないかと思う。もちろん社会に役立つ専門技能の育成を促し、それによって就職や待遇が保証される類の検定はあって然るべきな…

ミサイル騒動

北朝鮮のおかげで国内も物騒なことに。こんな写真を見ると、あまりのちぐはぐさに失笑を禁じ得ないのだが、もしこれが火を噴くようなことになったら究極のブラックユーモアだろう。 こんなニュースもあったようなのだが、日本ではぜんぜん報道されてないのは…

スピーチライター

今回のオバマの就任演説ほど、この国でも注目され分析されたスピーチはなかったのではないか。類まれな演説力によって頭角を現わし、大統領にまでのし上がった人だから、一世一代の晴れ舞台のスピーチには政治通でなくとも興味を引かれるというものだ。歴史…

就任式雑感

まもなく行なわれるオバマの就任式に向けて、ワシントンにはたくさんの人が押し寄せているらしい。歴史的瞬間に遙か遠くからでもいいから立ち会いたい、アメリカの新しい伝説の日の一構成員になりたい、ということなのだろうが、まったくアメリカ人らしい発…

裁判員PTSD

「遺体切断、法廷で検察再現 3時間半、号泣の遺族退廷」(asahi.com) 5月から始まる裁判員制度に備えて「目で見て分かりやすい審理」を心がけた結果だそうだが、そうか、こういう側面は見逃されていたかもしれない。 裁判員制度を皆さん蛇蝎の如く忌み嫌…

加藤周一逝く

加藤周一、死去。朝から大きな喪失感にとらわれている。真っ暗な荒海を一筋照らしていた灯台の光が突然消えてしまったようだ。子どもの戦争ごっこめいた雑な世界観を振り回す自称リアリストが横行するなかで、時代の悲惨に真っ先に直面することになる個人の…

大暴落

一時喧しかったサブプライム問題が少し静かになったと思ったら、地下で着々圧力を高めていたマグマが一気に噴出したようにリーマンショック、そしてアメリカ金融界の再編。もちろん世界の市場は強く反応したわけだが、米政府の金融支援策の発表が早かったの…

三陸沿岸地震

また東北で地震。0時過ぎ、テレビを見ていたら「東北地方は強い搖れに注意」という緊急地震速報が出た。その後すぐ地震の一報。震源は岩手の三陸沿岸で、震度6強と大きい。前回の地震の余震なんかではなく、これは新たな強い地震だ。 阪神震災の後、よく言…

遠回り高速道

東海北陸道が本日全線開通だそうな。飛騨に行くには実に便利な高速道路で、特によく利用する登山基地新穂高へは、昔は飛騨川沿いに延々走って高山に至り、さらに平湯峠を越えて一日がかりで入ったものだが、今ではこの道のおかげで、夕方に出て日付けが変わ…

ハイパーマイラー

朝、BSのABCニュースを見ていたら、ハイパーマイラーなるものが取り上げられていた。hypermilers、つまり思いっきり節約走行で車を走らせて、走行距離を伸ばすことに情熱を燃やす人たちのことらしい。世界的なガソリン価格高騰の折から、窮境を逆手にとって…

汶川地震

日本で呼ぶところの四川大地震は、現地では汶川地震という呼び方が一般的なようだ。百度の画像検索で汶川地震を検索すると、たくさんの無残な写真が現われてくる。確かに、中国は広大で四川省も日本より広いのだから、四川大地震という呼び方は大まかすぎる…

四川大地震

中国政府は今日になって5万人以上という死者推計を出したようだ。阪神大震災の10倍という想像を絶する数字。もちろん災害の悲惨を死者の数で比較することに何の意味もなく、途方もない数の一つ一つの悲劇がそこには起こっているわけだが、四川の悲嘆の声の…

パンデミック

今朝の朝日新聞生活面。新型インフルエンザ大流行に関する記事に、各家庭での食料備蓄の必要性が説かれていた。「もし流行したら、空気・飛沫感染するため外出が難しい。流行の波がおさまるまで家にこもるための食料や飲料品など約2カ月分の備蓄の必要性云…

米予備選

今日配信されたJMMの冷泉彰彦さんのメールマガジンによると、ヒラリー・クリントンのニューハンプシャーでの逆転勝利の勝因は、直前に彼女が見せた「涙」だったそうだ。といっても早合点しがちなのだが、男性の同情票が流れたのではなく、女性の票が雪崩…

広告禍

今日の朝日新聞朝刊に乗った池澤夏樹の一文「コピーの文体を追い出せ」には、大いに同感。池澤は「ここ何十年かの間に日本語の性格(「言葉と人の関係」)が変わった」と指摘し、その原因を広告的な文章の氾濫に見る。広告の文章というのは、厳密な分析を抜…

大立者

予測できない展開を見せて、ようやく一段落ついたらしい大連立騒動。昨日辺りからはその舞台裏の話も漏れ聞こえてくる。保守系新聞のボスが言い出しっぺで、おっちょこちょいの首相経験者が仲立ちした云々。聞いていて、大立者というあまり使われなくなった…