立杭

今が盛りの雑木の黄葉を楽しみながら、丹波立杭に出掛けてみました。この辺りの田園を彩るこなら・くぬぎの黄葉は、かえで・もみじの華やかさはありませんが、温かく豊穣な感じがして好きです。それに、茶色といっても黄色に近いものから赤っぽいものまで、…

能勢

日射しもようやく春らしくなって、花冷えの名残りのセーターで庭に出ると熱がこもり汗ばんでくる。庭いじりの半日のつもりだったが、この陽気に誘われて昼から浮かれ出てしまった。 といっても花時の埃っぽい雑踏は御免蒙りたいので裏街道ドライブ。三田から…

丹生山田の秋

ようやくこの辺りの里山も紅葉の盛り。今日は近所の郊外型うどん屋、八間蔵でお昼をとった後、ちょっと山の辺を散歩してみた。紅葉といってもクヌギやコナラの雑木の茶色がほとんどなのだが、陽が当たると暖かく輝いて、里山は一年で一番の華やぎに包まれる…

大野山アルプスランド

週末はお手軽デイキャンプ。昔は山にも連れて行ったのに、すっかり都市化してしまった娘たちも珍しく一緒。北摂猪名川町の北端の低山のてっぺん近くに、いいキャンプ場があった。七輪に炭をいこす所から始まって、日が傾く頃に完成した昼食作りが楽しい。上…

螢狩り

日曜の午後遅くから思い立って蛍を見に出かけた。子どもが小さかった頃、何度か蛍を見に行ったのはどこだったか。記憶は茫々としているが、確か中国道の福崎と山崎の間で、県道から川沿いに少し北に進んだ所と、一応地図上で目星をつけて夢前町の菅生川をめ…

丹波立杭

予報より天気がよかったので、里山の紅葉を楽しみがてら、丹波立杭に出かけてみた。丹生山を越えて吉川から加東、立杭と走る道は、ちょうど雑木の黄葉の盛り。東条の道の駅に寄って野菜を買ったり、寂しい秋津台の別荘地の上の秋津富士に登って東条湖を眺め…

神戸市立外国人墓地

娘が申し込んでいた修法ヶ原の外国人墓地見学会に出かけた。長らく一般には公開されていなかったのだが、2006年から月に一度見学会をやっているらしい。しかし、なんで一番暑いこの時期に申し込むかなあ。 昼過ぎ、六甲山中修法ヶ原の広場に集合して、ガイド…

冷麺

冷麺が好きである。冷し中華ではない。あの縮れたラーメンの麺にごちゃごちゃ具を乗せて、酢醤油やら胡麻だれをかけたまとまりのないものではない。牛肉で取った澄んだスープに、そば粉を使った弾力のある半透明の麺を泳がせ、キムチの味を効かせて食べる、…

永澤寺

久しぶりに花菖蒲を見に行った。子どもが小さかった頃はあっちこっち花を見に行ったものだが、最近は自前のささやかな花壇で満足していることが多い。永沢寺も10数年ぶり。篠山盆地から南へ一山越えた山間の小盆地に曹洞宗の禅寺があり、一帯に菖蒲園・ぼた…

洞川梅林

もう梅には遅いだろうが、但馬でも山肌をいろどっていたニオイコブシと山桜の走りが見られるかもと、近所の梅林に犬を連れ、コンビニ弁当をもって出かけてみた。あにはからんや、梅が満開。山桜はまだだが、ニオイコブシの高木も咲き始めていて、小さな谷は…

弓引き

今年は村の鎮守社の弓引きの役にあたっていて、着物を着てお宮にでかける。神戸市教育委員会作成の地域の伝統芸能を紹介するページによると、神戸の北区はこの神事が数多く残っている地域らしい。個人的にも興味深いので簡単にレポート。 11時に全員揃ったら…

丹波の猪買い

雪の降り続く一日。ぼたん鍋をするなら、この日しかないと、昼から猪肉を買いに篠山に走る。裁判所の隣の特産館の駐車場に駐めて、雪の二階町を歩いて買い物。おおみやと鳥幸、2軒の猪店があるが、今日は鳥幸で上から2番目の上肉を買う。それでも100g千円…

有馬温泉

時々近くを通っている有馬温泉だが、街中を歩いたのは昨日が20年ぶりぐらい。その頃はまだ一見さんお断りの宿だった御所坊に特別ルートwで泊まって、個人的には空前絶後に美味だった料理に舌鼓を打った。その味は有名温泉の老舗宿の実力として今も記憶に鮮…

丹生の秋

今日は終日の小春日和。農協横の精米機に米を摺りに行ったら、丹生山系の紅葉がきれいなので、カメラを取りに戻って少しうろうろして写真を撮る。 丹生山系というのは、阪神間の北に東西に連なる六甲山地と並行して、その北側に並ぶ標高500m代の山々。典型…

コストコ

結局9月の貴重な2連続3連休は、どちらも中部の空模様がパッとせず、山へは行けず仕舞い。週間予報では今週末も芳しくない。こうなったら上天気の週日に出掛けてやるか。本日の振替休日も時たま雨のパラつく天気だが、一日犬と垂れ込めているのもシャクな…

地蔵盆

昨日は地蔵盆だったようで、子どもの人数分のお菓子の袋が届いている。といっても、もうお菓子をもらう年ではない娘たちなのだが。子どもの頃、地蔵盆といえば、もちろん楽しみではあるが、同時に夏休みの終わりを感じさせる、一抹の寂しさもまじる行事だっ…

私的トマソン

店を開けているのを見たことがないのに、通り掛かるたびに看板が増えている山麓バイパス天王谷インター下のラーメン屋。名づけて「看板だけが増殖する無欲なラーメン屋」。イマイチ。

風雅舎

買い物のついでに三木の風雅舎に立ち寄る。ここは本場イギリスの園芸店もかくやと思わせる雰囲気のいい店。苗と花木の種類が多く、特に宿根草はここにしかないものも多い。苗の販売だけでなく、イングリッシュガーデン風の繊細な庭作りと管理でもよく繁昌し…

呑吐ダム

昼は犬をつれて近くのダム湖畔を散歩。堰堤を渡って、周回路をミツバツツジと新緑を楽しみつつ少しだけ歩いて、また戻る。呑吐(どんと)ダムというおかしな名は、堰堤が扼しているかつての深い岩がちな谷に由来しているらしい。今はもちろん全部水底で、そ…

いけや食堂

お昼はこの辺りで評判のいい「いけや食堂」でうどん。神戸電鉄箕谷駅前のロータリーの所。メニューはなかなかバラエティ豊かでいつも迷うが、嫁さんはカレーうどん、自分はとろたまぶっかけ。冷or温、増量は? と聞かれるので、増量で温かいのを注文。ここの…

洞川梅林

今日は陽差しが暖かく風も冷たくないので、犬を連れて近くの梅林に行ってみる。下界では桜が咲こうかという時期だが、有馬街道から六甲山に少し入った、標高350mのところにあるささやかな梅林には、まだ梅がしっかり残っている。しかし、3年前に見に来た時…

鉄斎美術館

久しぶりの清荒神もうで。新春の祝慶画展に滑り込み。これは毎年見ておかないとね。なじみの絵、初めて見る絵、広くはない展示室を好きなだけウロウロして楽しむ。なかでも、荘子にある八千歳の椿を描いたという「荘子八千椿図」が、ちょうど山門の脇で無数…

小野・鴨池公園

日曜日は買い物がてら、小野の鴨池に行ってみる。兵庫県では、伊丹の昆陽池とともに鴨の越冬地として知られる池。広々した河岸段丘の端っこにある小野の町を抜けて加古川に向かって下り、川を渡って対岸の丘陵地にまた上がる。すると丘陵の谷をせき止めた池…

兵庫県立美術館

ついでがあって、脇浜海岸の県立美術館に立ち寄る。以前、王子動物園前にあった県立近代美術館に代わって、2002年に開館したもの。安藤忠雄設計のこのモニュメンタルな建築を見るのは実は初めて。周辺は、震災で川崎製鉄などが撤退した跡地を利用した、HAT神…

1.17

震災12年。ふだん神戸の町であの大災害のことを意識することはほとんどないが、地域はやはり震災を機に大きく変わってしまったし、今もその影響は続いている。人間的・文化的・社会的・経済的なマイナスの総和は、今後数十年かかっても取り返せないレベルの…

伊勢講

毎年成人の日に開かれる「伊勢講」なる地域の寄り合いの当番に当たっていて、朝から会場の設営を手伝う。伊勢講というのはたぶん江戸以前に起源を発する古い組織で、当時の庶民にとっては手の届かないお伊勢さんへの参宮を、講を組んで資金を出し合うことで…

初詣

元朝は檀那寺に年賀に行くのがこの村の習慣。コンクリート造りの本堂には檀家が贈った額類が所狭しとかかっていて、ミニミュージアム状態。一角に貼りだされた今年法事のある家の一覧を確認してから、金屏風の向こうに控えるおっさん(住職)に新年の挨拶。…

六甲

今年の登り納めは超近場の摩耶山へ。午後から、いつもの黒岩尾根を登り、桜谷道を下る3時間ほどの行程で汗を流す。調子のいい時は、黒岩尾根の登り口から上の公園まで、1時間を目標に一人タイムトライアルをやるのだが、新しい眼鏡にまだ慣れず足元が少々…

コイン精米

米を玄米で買ったので、地元の農協前に置いてあるコイン精米機で精米する。玄米で買うと米はずいぶん安いし、保存性がいいので、食べる分だけ精米すれば、いつでも収穫したてのうまい飯が食べられる。精米代は10キロ100円。玄米を投入して搗き方を選択すれば…

すずらんの湯

風呂釜が故障してしまったので、はじめて近所の立ち寄り湯に出かける。800円と少し高めだが、施設はなかなか豪華。裏山に面した広い庭には数種の露天風呂があって、なかには五衛門風呂風の大きな甕を置いた一人風呂も。ざぶんと浸かるとなかなかいい気分だが…