2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

クライバーの未完成

買ったままになっていたCDを聴く。最近は「積ン読」だけでなく、「積ン聴く」も多くなって情けない限り。 カルロス・クライバーのシューベルト「未完成」とブラームス第4交響曲と「トリスタンとイゾルデ」のさわりの入った一枚。 一発で背筋が伸びる。ア…

豚インフルエンザ・リンク補

こういう時は専門家の冷静な現状認識と判断が頼りになりますね。ということで、豚インフルエンザに言及している医療関係の個人ブログと情報サイト。他にもあると思いますが、目についたところだけ。 鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集(外岡立人氏/元…

メキシコ風邪

まさかこれがパンデミック前夜というものなんだろうか。しかし、鳥フルじゃなく豚フルとはなあ。 「メキシコ死者81人 患者は1300人超」(共同通信) 人類が遭遇した最初のインフルエンザのパンデミック、スペイン風邪の死亡率は、一説には2.5%。メキ…

子供の人格

聞けば聞くほどむごい話だ。西淀川の子殺し、いや今のところ死体遺棄事件のことだ。容疑者の片割れの母親がまだ普通の家庭生活を営んでいたころの、幼稚園の行事のビデオを何度も目にするが、子供と手をつなぐかつての母親の笑顔と、最近の酷薄な表情との落…

検定狂時代

検定が大はやりである。この持て囃されぶりは、それにまんまと乗っかって私腹を肥やしていた漢検親子は論外としても、ちと異常ではないかと思う。もちろん社会に役立つ専門技能の育成を促し、それによって就職や待遇が保証される類の検定はあって然るべきな…

ヤマシャクヤク

Paeonia japonica 数年前にどこかの道の駅から連れ帰ったヤマシャクヤク。椿の下に植えたら、毎年この時期に1輪だけ花を咲かせる。純白の花は、これまで壺状にわずかに開くだけの頼りなげな咲きぶりだったが、株が充実してきたからか今年はなかなかきれいに…

労研饅頭

松山の一番の繁華街、大街道商店街で強く目を引いた店。労研とは何ぞや、それを冠した饅頭とは何ぞやと、店頭のケースをのぞいてみると、いろんな色・形の蒸し饅頭みたいなものが並んでいる。店の奥には由来書きが掲げられていて、「昭和の初めに倉敷の労働…

伊予松山

週末は休日割引を使って四国に渡ることに。阿波は近すぎるし、讃岐でうどん店の行列に並んで過ごすのももったいない。ならば土佐の高知か伊予松山。どちらもゆっくり見たことのない城下町だが、松山には道後温泉があり、四国随一の窯業地砥部があってちょう…

落花

やや標高があって季節が少しだけ遅いこの辺りも、気がつけば花の雲は姿を消している。思えばこの春の桜は、子供の迎えの行き帰りに車でくぐった、線路脇のささやかな花のトンネルだけだったなあ。まあ山へ行けば、まだ5月頃までは谷に煙る山桜に見惚れる機…

ナメコ植えつけ

乗鞍で一敗地にまみれた翌日は動きたくなかったが、ナメコの種駒を買っていたのを思い出す。裏山の木を適当に倒して植えるつもりだったが、説明書きには新芽の頃までにとある。よっこらしょと重い腰を上げて裏山に入り、適当な木を探す。 ところが長らく放置…

乗鞍岳

引き続く快晴の土曜は乗鞍岳へ。氷ノ山一辺倒の箱入り山スキーから、エイヤっと中部山岳の高山にハードルを上げてみる。休日割引の後押しもある。イチかバチかの賭に出たわけだが、結果は凶と出た。登りはヘロヘロ、下りはボロボロ。ほとんど通用せんのであ…

加藤泰三『霧の山稜』

先日の古本市で買った一冊。昭和16年に出版された山の画文集で、著者は当時30歳の加藤泰三。木彫家加藤景雲の三男として生まれ、東京美術学校彫刻科を卒業後、院展に入選を重ねていた若手彫刻家で、学生時代から短歌や詩を作り、雑誌の装幀や装画なども手が…

京都散歩

陽気が回復した日曜は、桜の散る前にと京都へ。上りの高速も市内の道も混み具合はふだんと変わらない。錦小路の駐車場にとめて北へ歩く。今日は何かのイベントの日に当たっているらしく、街角や公共施設の広場で派手な格好をした若者たちが踊っている。ヨサ…

古本市

三宮のサンボーホールで古書市が開かれているのでのぞいてみた。県下最大級の催しだそうで、20ほどの古書店が出店している。最近はネット古書店を重宝する一方で、実店舗をのぞくことは稀になってしまったが、これだけ本が並んでいるとやはりワクワクする。…

草紙洗

2年ぶりに咲いた古典椿の草紙洗。薄いピンク地に細かい吹き掛け絞りの個性的な花だ。ホームセンターで売れ残っていた貧弱な苗を買って、その春は着いていた蕾が開いたものの、翌年はさすがに一花も着けなかった。今年は樹勢が戻ったか、2輪咲いてくれそう…