2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

歳末雑感

HMVの「3枚買うと25%引きセール」に乗って注文していた盤が、今頃届いた。で、今夜はアルバンベルク四重奏団のベートーヴェン弦四のDVDを見つつ年越し。もちろん、最近贔屓の但馬の酒、竹泉の雄町純米生原酒のまったりとした甘露を啜りながら。そして、…

植え広げ

というには少し塔が立ち過ぎているのだが、秋遅くに蒔いたゲラニウムの苗の植え替え。本来、真冬にやるべきことではないのだろうが、グリーンハウスに入れていれば何とかなるだろうし、これ以上貧栄養の種蒔き用土で成長させるのも可哀相なので、年越し前に…

年末お約束寒波

出た〜、2つ玉低気圧。「年末になると不思議と必ず強烈な寒波がやってくる、というのが、ここ何年かの経験則だが、今年もどうやら例外ではなさそう」これは去年の12月26日の当ブログの一文だが、今年もたった2日違いでそっくり同じことを書かなければなら…

下山地温泉

BSiの「温泉遺産」という番組をぼんやり見ていたら、この夏、白根三山を縦走した時にお世話になった奈良田温泉が出ていた。下山後汗を流した立ち寄り湯も紹介されていて、こんなに雰囲気のいい所だったっけというような映像。カメラのマジックと言いたくなっ…

有馬温泉

時々近くを通っている有馬温泉だが、街中を歩いたのは昨日が20年ぶりぐらい。その頃はまだ一見さんお断りの宿だった御所坊に特別ルートwで泊まって、個人的には空前絶後に美味だった料理に舌鼓を打った。その味は有名温泉の老舗宿の実力として今も記憶に鮮…

六甲横断

表六甲の登山界?では、阪急芦屋川から山頂までが代表的なタイムトライアルコースとされているのを知って、有馬までの山越えがてら、このコースを試してみることにする。エアリアマップの山頂までのコースタイムは3時間なので、目標を2時間として、駅前の…

至日

雨の冬至。一日ぼとぼと降り続く冬の雨は惨めで陰鬱だ。一年で一番昼の短い日には、キリッと透き通った空か、いっそのこと、雪をはらんだ寒雲の天がふさわしい。この気温では、夜に入っても雨が雪に変わることはない。サイレントナイトは年末寒波に期待か。…

狭山池

仕事のついでに実家に寄った帰りに、久々に懐かしい狭山池に寄り道。夜の堤防の道を走ろうと、すっかりロードサイドショップに覆われてしまった国道310を右折して、まったく変わってしまった風景の中を地形だけを頼りに池に近づく。すると驚いたことに、堤防…

冬のサルビア

まだ咲いてる宿根サルビアのブルーマジェスティ。2mほども伸びた茎の先の花がしぶとく残っているし、茎の途中の脇芽から伸びたコンパクトな花穂も元気だ。寒さが深まり霜が下りたら葉も花もいっぺんに傷んでしまうだろうが、この様子では花壇は緑を残した…

アマゾン蔵

アマゾンでCD探し。といっても、稀少盤でも何でもなく、名盤の呼び声高いアルバン・ベルク四重奏団のベートーヴェン。後期の傑作群のうち、12番と16番が抜けているので、確か一枚になったものがあったはずと探すが、なかなか見つからない。「アルバン・ベ…

菅 茶山

○冬日雜詩十首 其の八 灣頭 宿鶩 人を警して鳴く 夜杖 橋を過ぎて 戞 聲有り 子月 郊村 寒未だ烈しからず 冥行十里 詩盟に赴く 黄葉夕陽村舎詩巻三から。冬日雜詩十首はこの季節の農村の景物を、詩人の日常を交えつつ描いた充実した七言絶句群。10の詩には、…

冬型

家の外壁に寒暖計をぶら下げていて、暑い時、寒い時、たまにのぞきに行く。今日の昼間の最高気温は6度、夜になって外に出てみるとすでに0度。さすがに冬の寒さは、下界よりもちょっとキリッとしている。低温に弱い植物は温室に入れないと冬越しできない。…

iPodでクラシック

以前に触れたように、年代物のステレオが、というかアンプがついにイカレてしまった。で、新しいアンプを買うべきところを、しばらく悩んだ末に買ってしまったiPod classic。正統派クラシック愛好家からすると、何を馬鹿なということになるかもしれないが、…

朝夕の富士

今朝の富士山・三ツ峠ライブカメラは雲一つない完全無欠の夜明けを写し出していたみたいだ。5合目辺りまで雪化粧した山巓が、染まる空にくっきり頭角を現わす様は、玲瓏という言葉がまさにふさわしい。やはり富士山はこの季節が一番美しい。 うれしいので今…

病床の小田実

BShiで小田実の追悼番組を見た。彼の文学的盟友で同じく癌で死んだ井上光晴の晩年の壮絶な姿は、原一男の「全身小説家」というドキュメンタリーで残されているけれど、それにくらべて小田の闘病は潔いほどに短いものだったようだ。あのエネルギーにあふれた…

須賀敦子・千日前

『礼をいっておばさんと別れ、陽の落ちないうちにと西門を出て、地図にあったとおりの広い道路を渡って、一心寺に急いだ。ここも、堂宇はすべて閉まっていて、前を通った手洗所から浮浪者が出て来たりした。あわてて入口に戻ると、山門をくぐって、むかし祖…

GPSログの楽しみ

ハンディGPSのトラックログに時間データが残せるようになって、新しい楽しみ方ができるようになった。カシミールの地図上でその日の歩きをそっくり再現するのである。再生速度は自由に選べるから、たとえば20倍の早送りにすれば、3時間の行程が9分で復習で…

摩耶山

このところ消化器の調子が悪くて山の気分が盛り上がらない。この週末は本格的な雪の来る前の鈴鹿をテントをかついで歩いてみるつもりだったが、日本海の小さな低気圧で近江北半の天気が今一つなので日和ってしまう。穏やかな光が降り注ぐ冬枯れの樹林は美し…

鐵齋の値段

先日紹介した飯山市の公売オークションが終わった。注目の「青緑山水図」は301,000円! なんでこんなに安いんだ!? コレクターや美術館が複数参加していたら、こんなものでは終わらないはず。一緒に出品されていた贋作見え見えの「拾得の図」というのが212,00…

「千の風になって」

去年あたりから標記の歌が流行っているのは知っていたが、まともに聴いたことがなかった。感傷的なメロディと詞がかなわんなという気がしていたのだ。今日、何とか歌謡祭というのを見ていて、初めて通しで聴いたのだが、メロディはともかく、詞のこの部分は…

「運命を分けたザイル」

BSJapanで標記の映画を途中から見始めたら目が離せなくなってしまった。実際にあった遭難をそっくり再現した、すさまじい山岳サバイバル映画。遭難の当事者がナレーションを務めているから、ドキュメンタリー映画だといってもいい。 2人の若者が南米の高峰…

もみじ

お昼にいけや食堂にうどんを食いに行った帰りに、六甲の紅葉を見に行ってみた。平日なのに釣の車がたくさん停まっている洞川湖の近くの教育植物園をのぞく。入り口の並木の奥のイロハモミジが実にきれいだ。有馬街道沿いの雑木林の黄褐色の色合いもいいが、…

ドキュメント・大空の闘い

カメラを手に庭に出たら、上空で1羽のトンビが気持ち良さそうに輪を描いていた。何度も大きく旋回しながら、東から西へと移っていく。視野から消えたと思ったら、今度は一直線に戻ってきた。何かと思えば、その後を数羽のカラスが追いかけている。カラスた…

オーディオ・トランスミッター

先週、比較的大きな再生装置を必要とするクラシックファンも、パソコンからステレオへ無線でデータが飛ばせたら、音楽再生メディアとしてのCDから離れるんじゃないかと書いたのだが、調べてみるとそういったトランスミッターはとっくに出ているのだ。 考え…