2009-01-01から1年間の記事一覧

パノラマ浅間

登山にいつも伴っているレンズは所謂標準ズーム一本のみ。35mm判換算で27-105mm相当のものなのだが 、ほとんどの山はこれで不足を感じない。ただ、先日の浅間山は別で、外輪山の峨々たる連なりとカルデラ底の広がり、そして煙を上げる本峰火山を収めようとす…

浅間山山行アルバム

▼外輪山からの浅間1 ▼外輪山からの浅間2 ▼火口クローズアップ ▼歩いてきた外輪山を振り返る ▼仙人岳からの北アルプス ▼カルデラ原の向こうに牙山・剣ヶ峰 ▼カルデラ原からの浅間 ▼噴石と外輪山 ▼カヤトとカラマツ林と外輪山 ▼草すべり下部からの遠見ノ頭 ▼黄…

浅間山

金峰山を終え、「増富の湯」のラジウム源泉にゆっくり浸かった後は、浅間山に移動。今回は登山口が遠くないので小諸の道の駅で泊まり、朝、山に向うことにする。「雷電くるみの里」に到着すると、すでに車中泊の車が多い。キャンピングカーもあるが、カーテ…

金峰山山行アルバム

▼砂払ノ頭からの瑞牆山と八ヶ岳 ▼五丈岩が見えてきた ▼歩いてきた稜線コースを振り返る ▼五丈岩と富士山 ▼五丈岩に登る人・見上げる人 ▼岩の斜面を山頂へ ▼金峰山小屋へ下る ▼金峰山小屋の石塔と八ヶ岳 ▼巻き道からの五丈岩

金峰山

さすらい登山第二日は晴天で明けた。駐車場はいつの間にか満杯で、次々に登山者が出発していく。ゆっくり準備をして歩き始めるが、日帰り荷物でスカスカの大型ザックが背中でかさばる。小さなサブザックにすればよかったかな。 瑞牆山荘の前から道は直ちに山…

南ア転進・信州峠

上々の天気予報の三連休は押っ取り刀で中部山岳へ向う。南アルプス南部、光岳から聖岳へ2テント泊で縦走のプランで、前夜、遠山川を遡って易老渡登山口に入る。久々の複数泊のザックは重いが、モチベーションも高い。 ところが車中泊の朝は雨で明けた。早朝…

台風一過

久々にやってきた台風の後の、洗われたような空の色も久しぶりだ。空気が澄んで遠くまでよく見透せて、雲の足はまだ速いから、一日中、遠く近くで雲が変幻自在の表情を見せる。何気なくベランダに出たら、しばらく目を奪われることになった。 ところで、台風…

初上陸

久々にやってきた上陸しそうな台風が、えらく強力なやつだというのも、最近の荒っぽい気象傾向に通じるものがあるのではなかろうか。気象庁の予報円では紀伊半島から東海・北陸を通って東北へ駆け抜けるコースが有力のようだが、そうなると中部山岳では紅葉…

登り過ぎたカラマツ

『カラマツは本性として上方へ伸びてゆく樹形の木である。でもここは猛烈に風の強いところだ。ことに冬の季節風はすさまじい。でもこのカラマツは意地っ張りでその本性を曲げようとはしなかった。上に少し伸びる。風に曲げられる。それでも伸びる。曲がった…

鳳凰三山

北アから南アに向けて移動しつつ、日曜の天気をチェックすると、あれれ、山梨県は曇り。そのまま帰ることも考えかけたが、昼過ぎまでは晴れ間もという気を持たせる予報。それならばと望みを託して計画続行。韮崎インターで下りて、釜無川を渡り林道で山中に…

燕岳山行アルバム

▼紅葉の合戦尾根を登る ▼合戦ノ頭からは錦繍の散歩道 ▼岩峰群を縫って山頂へ ▼燕山荘を振り返る ▼燕山荘と表銀座コースと槍ヶ岳 ▼穏やかな燕岳山頂 ▼餓鬼岳をバックに岩上の客 ▼燕岳北登山道 ▼燕岳東面の紅葉 ▼白砂の斜面を北燕岳へ ▼草紅葉に染まる北燕岳東…

燕岳

土曜・日曜は久々に自分としてはチャレンジングな山登り、南北アルプスの日帰り登山に出かけた。といっても、一般コースを登って下りるだけだから、技術的には難しいことはなく、少しのスピードと持久力勝負のプラン。最近、山の回数が減っているが、まだま…

棲鳳園詩集

先日オークションで落札しそこなった詩集。高値がついたわけではないのに踏ん張らなかったのは、立命館大学の書籍閲覧システムに全ページの画像データがあるのを、親切にも出品者が教えてくれていたから。和本には強烈なフェティッシュ性があるが、後々の保…

中国山地ドライブ

日曜夜7時。荷物を車に積み込み、風呂にも入って、いざ山へ。と、最後に天気予報をチェックして愕然。ここまでずっと好天続きを約束していた予報が突然暗転しているではないか。月曜は午後から曇り、火曜はもっと悪い。これで連休後半の登山計画は急転直下…

ニコンD5000

新旧ニコン低価格一眼(ちなみに新は右)。とはいえ、今回はボトムのD3000からワンランク上げたD5000である。CMOSの色が気に入って、心ならずもこういうことになってしまった。 3年近く愛用してきたD40にも文句はないので、急ぐつもりはなかったのだが、過…

「現代思想」臨時増刊・加藤周一

まず表紙がかっこいい。思わずもう一冊買って壁に飾っておこうかと思った。 加藤周一は容貌もなかなか魅力的な人だった。生涯に3人の妻を持った。すなわち、彼に惚れる女は多かったし、女性との交遊を心から楽しむ人でもあったようだ。 抜群の知性は感覚の…

スゼー届かず

過日ネット古書店でフランスの名歌手、ジェラール・スゼーの「詩人の恋」と「美しき水車小屋の娘」のCDが安くあるのを見つけて喜んで注文した。古書店から発送の連絡があって楽しみに待つも、1週間過ぎても一向に届く気配がない。問い合わせて見ると、確か…

加藤泰三のA小屋

「疲れて夕暮近くやっと小屋に着いた。小屋には予想通り誰も居なかった。 『番人無しで約十人位しか泊れなくて、水に不便で汲んで来るのには西北に少し下り、片道七分位かゝる。其処を利用する者は少なくA岳とG岳の鞍部に在る』 そのような事が、予め僕の…

ニコンD3000実写画像

ひときわ丁寧なデジカメレビューサイト[Digital Camera Resource Page]に、意中のニコン最安一眼 D3000の実写ギャラリーが掲載された。さっそくしげしげと眺める。 う〜む、解像感的には文句はないが、青空の色に深みがないなあ。緑も黄色っぽくて今一つ陰…

珍客

2階にいたら下で犬が激しく鳴く。野良猫や見知らぬ人が現れた時の威嚇的な鳴き方だ。気になって下りて外をのぞいてみるが、格別のことはない。犬を叱って上に上がり、またモニターに向っていると、今度は窓の外の栗の木の枝が激しく揺れだした。見ると、茶…

権現岳山行アルバム

▼幕営地の夜 ▼明けゆくテントサイト ▼編笠山下部の岩塊斜面 ▼編笠山の登りから見下ろす青年小屋とテント場 ▼山頂はガスの中 ▼朝日を浴びる権現岳と青年小屋 ▼岩塊斜面と青年小屋 ▼青年小屋と編笠山全景 ▼編笠山を見下ろしながら鎖場の登り ▼屹立するギボシと…

八ヶ岳・権現岳

好天予報の土日は、K氏と今年最初の夏山幕営に出かける。もう9月だが、このところ蒸し暑さが戻って、遅れた梅雨明けで短かった夏山シーズンの帳尻を合わせてくれているよう。高速の休日割引とともに、この機会をありがたく利用させてもらう。 去年の天狗岳…

ジラース?

恨めしそうな顔の病院帰りの母犬。2度の出産で合計8匹を生んで、今やおばちゃん体型のゴッド・マザーだが、古い帝王切開の跡がでべそみたいに出っ張ってきたので、今日切除してもらった。大きな脂肪の固まりが出たそうだ。そのままでは縫ったところを舐め…

秋風

ずいぶん日が短くなった。大陸由来の高気圧のせいで湿度が低く空気が澄んで、昼間の日射しは真夏以上に烈々としているが(ソーラー温水器の湯はほとんど沸騰している)、6時過ぎ、早くも日が傾くとにわかに立つ夕べの風は、もう秋の寂しさを連れている。 夕…

夏山終る

8月最後の週末は、山に行く気になれない天気。結局この夏は、一山も中部の高山には登ってない。K氏との幕営山行のための準備も、長くスタンバイしたまま埃をかぶっている。こんなのは夏山通いを始めてから初めてではなかろうかと、過去の登山メモを調べて…

黒曜石

引き続き夏の旅から。 霧ヶ峰にも久々に行ってみた。松本からよもぎこば林道を経て、ビーナスラインに入る。高原散歩には適さない名前通りの深い霧の中をそろそろ走って、まず立ち寄ったのは旧中山道が越える和田峠。宿場は佐久側に下ったところにあるが、今…

奈良井

『木曾街道、奈良井の驛は、中央線起點、飯田町より一五八哩二、海拔三二〇〇尺、と言出すより、膝栗毛を思ふ方が手取早く行旅の情を催させる。 こゝは彌次郎兵衞、喜多八が、とぼ/\と鳥居峠を越すと、日も西の山の端に傾きければ、兩側の旅籠屋より、女ど…

蚊遣り

いつもなら季節の衰えを感じる今頃になって、今年は夏らしい日が続いている。日中を避けて夕方を待って何か作業しようとデッキに出ると、たちまち蚊が寄ってくるのであわてて蚊取り線香を使う。煙一本では頼りなく渦巻きの中心にも火をつけて、2本煙を立て…

eTrex Vista HCX

昨日の摩耶登山の小さな楽しみは、ザックのポケットに入れていた新しいハンディGPS、eTrex Vista HCXの性能チェック。下山後さっそく前回のeTrex Venture CX・iPhoneのログと比較してみた。 まずは黒岩尾根に取りつく辺りの、布引谷の深い部分でのトレース。…

摩耶山

このところ絶好の夏山日和が続いているというのに、まだこんな所でうろうろしている。天気の心配はなくても、行き帰りの渋滞を思うと腰が重い。夏山の盛期は短いから、とりあえず山優先で突っ走るのが正しい山屋というものだろうに、まったく以て敢闘精神に…