eTrex Vista HCX


 昨日の摩耶登山の小さな楽しみは、ザックのポケットに入れていた新しいハンディGPSeTrex Vista HCXの性能チェック。下山後さっそく前回のeTrex Venture CX・iPhoneのログと比較してみた。
 まずは黒岩尾根に取りつく辺りの、布引谷の深い部分でのトレース。

 赤がVenture CX、青がiPhone、白が新しく入手したVista HCX。Venture CXは残念ながら谷間ではロストしてトレースが途切れている。iPhoneは一応トレースしているが、道のない川の右岸を通っていて不正確だ。一番実際に近いのがVista HCXといっていいだろう。ふむ、満足できる結果だ。何しろこの機種は室内でも楽々現在地を出すから、感度は格段にアップしている。谷間では不正確だった2台も、尾根にかかると一転してほぼ一本の線に収束する。谷底での衛星捕捉の難しさがよく分かる。
 次に前回と同じ掬星台付近でのGoogle Earth上の比較。一番上がVista HCX、真ん中がVenture CX、下がiPhone。Venture CXがロスト気味に短絡してしまっている樹林の中の部分もVista HCXはちゃんとトレースしているようだ。ただ、木に遮られない公園の部分ではよく見るとVenture CXの方が正確に記録している。もちろん前回とまったく同じ歩き方をしているわけではないので、直接両トレースを比較できないが、立ち寄ったポイントを厳密に見ていくと、Vista HCXのトレースには若干ズレがある。せいぜい数mといったところだろうが、Venture CXがかなり正確なだけに気になる結果だ。もしかしたらログ取りのセッティングで何か違いがあった? 今後要研究。
 ちなみにこのガーミン社製eTrex Vista HCXはeBayで送料合わせて$262。円高も手伝って国内最安値より数千円安く買えた。アウトドア用GPSの内外価格差はまだまだ大きい。特に日本語版なんてとても手が出ない。