2010-01-01から1年間の記事一覧

PlaceEngine

PlaceEngineという面白い位置検出サービスが公開されているのに遅まきながら気づいた。GPSが搭載されていないノートパソコンなどでも、周辺の無線LANアクセスポイントの情報によって現在位置がある程度推定できるというシステムだ。 携帯には周囲の基地局か…

シーズン終了

Yahoo!スキー&スノー情報で見る兵庫県のスキー場の無残な状態。先月20日頃まで続いた寒波の雪も、その後のとんでもない高温とザザ降りのせいで台無しになってしまったようだ。各スキー場の積雪情報は地域的な雪の降り具合を知るいい指標になるが、それでい…

泣菫随筆

正月以来、すっかり薄田泣菫の随筆に惚れ込んで、オークションやネット古書店で安く出てるのを見つけては手に入れてきた。もう一冊『大地讃頌』も注文しているのだが、古書店がすぐには見つからないと言ってきたので、気長に発掘を待っているところ。 現在文…

Spring

Helleborus 'Ericsmithii' 久しぶりに庭に出てみると、色んな植物がもう動き出している。やや標高があって、夜になると裏山の冷気が下りてくるこの庭では、下界はもちろん近所の庭に比べても万事に動き出しは遅いのだが、先日来の馬鹿陽気についに植物もだま…

春一番

せっかく積もった雪が、ジュッと音をたてて融けてしまいそうな暖かさ。ずいぶん風が吹くと思ったら、春一番だったらしい。先日はブナの枝という枝に重々しく発達していた三ノ丸の霧氷も、これでは跡形もなく消えて、今はブナ林も黒々としていることだろう。 …

氷ノ山三ノ丸幕営

土日はK氏を誘って雪山幕営。雪のシーズン前半の気に入りのフィールドになっている県境尾根からの三ノ丸にご足労頂く。スキーの名手なのに山スキーを忌避する氏に合わせて、今回は初めてスノーシューで。長めの寒波の後でラッセルが予想され、日帰りならス…

三ノ丸幕営アルバム

光る枝(拡大) 新雪ラッセル ブナ林を縫って 霧氷の世界で 翳る三ノ丸南麓 朝の大雪原と凍るブナ林 光る大雪原 凍りついた笹原と三ノ丸避難小屋 雪原の妖怪 大杉厳冬 雪原孤影 弱光の霧氷樹 光降る霧氷林

LIFE画像の大阪砲兵工廠

杉山鉱山の残影、追加。 LIFE誌がGoogleで公開しているアーカイブにも幾つか戦後大阪の空撮写真があって、2点砲兵工廠のものを見つけた。かなりの高度から撮った地図作成用? の前回の写真と違って、これはもっと低空からの報道写真。すさまじい破壊の様子…

おくての原種

H.purpurascens 原種ヘレボラスのプルプラセンスが蕾をつけた。よく見るとほとんど開花しているのだが、うつむいているので花の様子は分らない。無理に仰向かせるとポロリと首が取れそうで手が出せない。というのも、苗を買って5年目にしてようやく咲いた虎…

空撮・大阪砲兵工廠跡

また空中写真でタイムトラベル。 「国土変遷アーカイブ」には敗戦まもない時期に米軍が撮った写真も公開されているから、当然各都市が蒙った空襲の傷跡もリアルに記録されている。なかでも発見だったのがこれ。 当時、東洋最大の軍事工場といわれた大阪砲兵…

権力闘争

石川起訴・小沢不起訴。まあ、やってることもヒドイもんだが、これって、遠い国からごくごくかいつまんだ情報だけできわめて客観的に見たとすると(意外にこうゆう視点が正鵠を射たりする)、旧政権時代が恋しい官僚集団の先兵たる検察が、人気絶頂だった新…

空中写真ノスタルジー

空中写真というちょっと懐かしい言葉は考えたら変な表現で、知らない人が聞いたら、スカイダイバーの記念写真? などと思われるかもしれない。今では航空写真の方が分かりやすいだろうが、うれしいことに国土地理院を始め、まだ普通に使われているようだ。 …

厳冬再び

夕方から夜にかけての戸倉トンネル東口ライブカメラ。強力な寒波まっただなかの国境のトンネルは美しくも凄い雰囲気だ。これで戸倉コースの雪もリセットされて、寒波明けはラッセル必至。またしばらくは三ノ丸が遠くなる。雪が止むこの日曜あたりは、パウダ…

氷ノ山のブナ林今昔

先日の三ノ丸登山、少し通常のコースから外れて坂ノ谷の源流部を探ってみて、あらためて感じたのは氷ノ山周辺のブナ林の豊かさだった。約250万年前に噴出した火山の名残りだという氷ノ山は、今も中国山地の山にしては大山に次ぐスケールの大きな地形を残して…

氷ノ山(三ノ丸)

好天の土曜は3週間ぶりに戸倉コースへ。前回はまだ雪が締まっておらず、ほとんど林道歩きだけで終ってしまったが、その後冬型が緩んで温かい日や雨の日が断続し、もう楽に歩ける雪になっているはず。戸倉トンネル東口から旧道を埋める雪に乗ると、案の定、…

金沢21世紀美術館

正月旅行で訪れた標記の美術館の見学記。一般の美術館とはまったく印象を異にする面白い体験ができたので。 第一の見どころは建物そのもの。直径100メートルほどの偏平円筒形のガラス外壁のシェルに、上の見取り図のように十幾つの大小の箱がささったような…

鉄斎美術館

久しぶりに清荒神もうで。国道176号から山側に上る道は、いつも休日は参拝の車で渋滞していたものだが、駐車場が拡張されてかなり解消されている。すんなり山に上って、とりどりの出店が楽しい参道を抜けて、人の多い境内に入る。しばらく見ない間に史料館な…

ポスト親指シフトノート

液晶がだめになった純正親指シフトノートの後釜探しがようやく決着。各メーカーのミドルサイズノートやいわゆるCULVノートを探しに探しても見つからなかった親指シフトに適したキー配置のノートパソコンが意外なところに見出された。なんと、かのThinkPadシ…

デジイチの耐低温性能

先日の明神平には古い方のデジタル一眼のNIKON D40を持っていったのだが、途中から電池残量無しとなって撮れなくなってしまった。もちろん低温の影響なので、食事の間、カメラを懐に突っこんで温めていたらめでたく回復。その後は、ジャケットにかくまいなが…

二つの震災

ハイチ地震の想像を絶する現場写真。Earthquake in Haiti 天災というのはほんとうに厄介なものだ。加害者なき大量殺戮。怒りをぶつける相手がないし、戦場のようにヒロイズムの慰めが露ほどもないから、悲しみを和らげる拠り所もない。 それでも15年前の阪神…

明神平

土曜はK氏との初登り。折しも強力な寒波の終盤で、雪と特に霧氷に期待しつつ大又からの道を詰める。途中の明神滝は今年の寒さで例年になく広範囲に氷結している。登山道の周りの雑木は枝先まで繊細に白くなっていて、登るにつれてそれが厚くなる。今日の霧…

厳寒

昨日の夕方ぐらいから気温が急降下し始めて、今シーズンたぶん第3弾の寒波に突入。今日などは冬将軍が氷のように冴えかえった抜き身を閃かせて、列島を睥睨しているような寒さ。いや、雪女郎が細い真っ白な指で手招きをしつつ、凍りついた懐に人を抱き込も…

戸倉林道

国道29号戸倉トンネル東口の、雪がたんまり積もったライブカメラを見ているうちに、矢も楯もたまらなくなって日曜早朝から出かけた。12月中旬から急ピッチで積雪があり、県境尾根の笹藪ももう埋もれているだろうが、まだ雪が締まっていないからラッセル必至…

金沢

正月旅行は北陸の古都見物。風雪の舞鶴道から北陸道を走って、前日遅く近江町市場の近くのビジネスホテルに入る。当然夕食は海のものでと、市場のなかの近江町食堂へ。休みの日には行列ができる人気店のようだが、意外に空いていて奥の小上がりでは地元の家…

H1N1到来

歳末に大学生の娘が風邪の症状を呈し始めた。喉と節々の痛み、頭痛と微熱。熱が低いので鼻風邪だろうと市販薬を飲ませていたら、2日目から熱が38度台に跳ね上がった。病院はもう正月休みで、母親が近くの総合病院の救急外来に連れて行く。年末の掃除をしな…