シャクヤク全滅

週末は庭の草抜き。伸び放題の宿根草もバッサリやって、花壇は早くも冬支度の様相。1日やっていたらエラク疲れてしまった。草を引きむしり続けた手はだるいし、ずっと這いつくばっていた足腰も重い。山登りより応えている感じ。 さて、庭の一角に7〜8本ほ…

ビレア・秋の陽

Rhododendron vireya 'Simbu Sunset' 秋咲きした熱帯シャクナゲのビレア'シンブ・サンセット'。寒さはもちろん暑さも得意ではない木で、遮光の下で夏越しさせたけれど、やはり弱ったらしく蕾はこれ一つだけ。この先、大変な冬越しがあるし、来年5月にまたこ…

秋庭点描

ほんの数日前まで短パン・Tシャツで十分という蒸し暑さだったというのに、突然季節相応の気温に急降下して、庭もにわかに秋の風情。蚊を恐れて夏以来一度も本格的に草抜きをしていないせいで、エノコログサやメヒシバなどの雑草が実をつけて、今にも種をた…

イブキフウロ

ゲラニウム好きとして伊吹山で見たかった花がある。ハクサンフウロの変種のイブキフウロという種類。5弁の花びらの先が3〜4裂している、特色のある花。残念ながら、今回はハクサンフウロは見られたものの、イブキフウロは見つけられなかった。と思ってい…

荒れ庭・鏡花

庭は今、混沌の極み。暑いのと蚊がたまらんのとで、ずいぶん長く手入れを放棄しているうえ、軒並み宿根草の株が古くなって、散漫に弱々しく伸びた茎が倒れ伏して、さながら浅茅ヶ原。そういえば、泉鏡花に「淺茅生」という小説があって、乱れた庭を身重の美…

北の庭

NHK教育の趣味の園芸40年特集番組というので、北海道の花の名所が紹介されていた。中でも印象に残ったのが、旭川の「上野ファーム」という個人の庭。今では有名になって苗屋も併設し、プロのガーデンになっているようだが、元は十数年前に農家の主婦が始めた…

草草草

梅雨明け最初の週末だが、中部はまだ梅雨のしっぽを引きずってる。山はおあずけで、梅雨が明けたらと思っていた雑草退治。半日みっちりやったら汗だくで、一山登ったくらい疲れてしまった。空き地なら草刈機が早いのだが、庭ではそうも行かないので、這いつ…

棒蘭

屋久島生まれのボウランの花。風蘭のすぐ横で咲いてたので、こちらも一応。ほんとに棒のような愛想のない葉とごくごく地味な花。風蘭のついでに鼻を近づけると、かすかに悪臭に近い匂いがする。片や繊細高雅、片や朴訥蕪雑、といえば、あまりに人間本位の評…

風蘭

Neofinetia falcata 梅雨明けを待っていたように、木槿の枝に吊るした風蘭が咲き始めた。長い距が特徴の純白の小さな花だが、清香という表現がぴったりの清々しい匂いがする。毎年、花時には玄関の横に吊るして、出入りの度にただよう芳香を楽しんでいる。花…

ゲラ藪

ゴールデンウィーク頃から咲き始めて、まだ咲いているゲラニウム・オクソニアナムとタイニーモンスター。今やほとんどブッシュ状態で、通路を丸々占領してしまっている。特にオクソニアナムの仲間はこの先しばらく花をつけ続ける息の長い種類。ただ、炎暑は…

タイマツバナ

正式な学名はモナルダMonarda、英名ベルガモット、ビーバーム、日本名のタイマツバナは本来赤花をいい、ピンクのものは矢車ハッカと呼ぶという説もある。花と葉っぱは芳香があるから、そのまま茶にしたり、乾燥させてポプリにしたりと、ハーブとして使えるら…

ユウスゲ

Hemerocallis citrina var. vespertina 数日前からユウスゲが咲いている。夕暮になると、2mもある花茎にレモンイエローの花が開く。うちの宿根草では一番背が高く、花壇から抜き出て咲く様は、夜目にも鮮やかだ。たくさんの園芸種があるヘメロカリスと同じ…

合歓花

裏山に生えたネムノキが机の横の窓にかぶさるほど伸びて、一昨年辺りから花をつけ始めている。ずいぶん以前にこの花に惚れ込んで、山から抜いてきた苗を鉢で育てていたことがあるのだが、簡単に花をつけそうになかったので、庭の花木に導入することはとっく…

黄花壇

ようやく高性の宿根草が開花を迎えている。今年めだっているのは、ルドベキア・黄花ノコギリソウ・ヘリオプシスなどの黄色の花たち。去年までこの季節の主役だったタイマツバナは、今年は全体に衰えて花の数が半減してしまっている。次の冬は思い切った植え…

ヘメロカリス

ヘメロカリスが咲いている。日本のノカンゾウ・ヤブカンゾウをはじめ、アジア・ヨーロッパに自生するワスレグサ属の原種を交配して主にアメリカで作出された多彩な園芸種。野山にある原種もそれなりに楽しめるのだが、園芸種はさすがに花も大きく、色も幅広…

雉鳩

このところ毎朝庭にやってくるキジバト。変におっとりしたやつで、犬が吠えても人が近づいても平気な顔で草の実をついばんでいる。よくよく見ると、羽根の茶色と黒の模様や首の両側の青い飾りがなかなかきれいだ。キジなんていういい名前をもらっているのも…

ハニーサックル

Lonicera periclymenum 'Serotina' ラティスにまつわらせたハニーサックルのセロチナが咲いている。つまりは洋種のスイカズラで、日本に自生しているものよりだいぶ花が大きい。あれは下手に庭に植えようものならあっというまにフェンスを覆い尽くしてしまう…

ハクサンフウロ

Geranium yesoense var.nipponicum 種から育てたハクサンフウロ。日本に自生する代表的なゲラニウムの一つ。白山で最初に発見された、白山の名を冠した数ある高山植物の一つでもある。もちろん白山だけでなく、本州中部以北の高山・亜高山に広く分布する。去…

葉壇

シャクヤクとジャーマンアイリスとバラたちの最初の開花が終わると、次にくるのは高性の宿根草のシーズン(ゲラニウムはまだずっと咲いているが)。けれど今はまだ花壇は伸長中の葉茎ばかりでただ青々している。夏のクライマックスに向けての、静かな期待の…

ゲラニウム・マグニフィカム

高性・大輪のゲラニウムでは、唯一花壇植えで2年目を迎えているマグニフィカム('Geranium magnificum')。ポピュラーなジョンソンズ・ブルーをはじめ、ロザニー、ブルー・サンライズなど幾つかの大輪種をこれまで植えてみたのだけれど、どれも一花咲かせた後…

エゴノキ

庭のエゴノキが咲いている。この木の良さを知ったのは、庭木としてではなく山の木として。六甲の徳川道には何本かこの木があって、ある年、素晴らしい満開の時に行き合った。枝全体に清楚な花が下向きに咲いて、見上げたときの清々しさは深山のシロヤシオに…

ゲラニウム・ゲラニウム

一雨降って、気温も上がり、ゲラニウムの花壇はほとんど草むら化している。で、ちょっとメルヘン風にゲラニウムの花園。(ちなみに、写真のソフト的ソフトフォーカス化の方法はこちら)。入り乱れて咲く花たちは品種も紛れがちだが、さすがに選抜された園芸…

毛虫禍

去年あたりから毛虫がやたらと増えて困っている。昔からお馴染みの毛虫の代表格、マイマイガの幼虫が至る所についている。特にひどいのがモッコウバラで、取っても取っても枝やらバラを這わせているラティスやらに毎日幾匹かが見つかる。だんだん大きくなっ…

ゲラニウム・パルマツム

Geranium palmatum 珍しいゲラニウムが咲いた。これも[Geranium Web]さんから種を購入して育てたもの。ポルトガル領のマデイラ諸島が原産の半耐寒性ゲラニウム。耐寒限度−5℃ということなので、暖地の神戸とはいえ標高200mの当地では、一応鉢植えにして無…

キッチン・ゲラニウム

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風露草の小道

ゲラニウム・オクソニアナムの何種かと、タイニーモンスターとサンギネウムの白がぽつぽつ咲いている。最盛期は初夏で、これからまだまだ良くなるはずと思っていたら、昨夜の風雨で株の姿がだいぶ乱れてしまった。これは昨日の写真。

ジャーマン・アイリス

ジャーマン・アイリスの最盛期。花がない時は、アヤメや花菖蒲のようなしなやかで瑞々しい葉ではなく、無愛想な白っぽい剣葉が突っ立っているだけの植物なのだが、一旦花が咲くと、花形といい彩りといい、何ともゴージャスで気品があり、ついついカタログを…

花景色

シグマの50ミリマクロで撮った週末の花たち。マクロの役割は花のどアップだけかと思いきや、もう少し距離を置いた撮影でも背景がきれいにぼけて、ちょっと詩的な効果が出る。ただピントの合う範囲、被写界深度が今一つ把握できていないので、同じカットを絞…

熱帯シャクナゲ

Rhododendron vireya 'Simbu Sunset' ホームセンターで見つけて衝動買いしたビレア(熱帯シャクナゲ)が咲き始めた。そもそも熱帯アジアやオセアニアに美しく咲くシャクナゲがあるというのを知ったのはいつ何でだったろう。新しもの好きの業者のカタログでだ…

シャクヤク

太陽のフレアとコロナみたいな、ちょっとコスモスを感じるシャクヤクのクローズアップ。ふつうシャクヤクといえば、ボタンみたいな花弁の多い豪華な花だが、これはほぼ一重のたぶん原種に近いシャクヤク。実はボタンの台木に使われていたシャクヤクの根っこ…