海自給油問題

昼御飯を食べながらテレビを見ていると、国会中継で給油問題をやっている。民主党が攻めているが、もちろん「戦闘地域向けの給油」を政府が認めるはずがない。けど、誰が考えたって明らかだろう。「戦闘地域と非戦闘地域の区分けは非現実的」。つとに安倍前…

限界点

北極の氷、…1カ月で日本列島3個分減る(asahi.com) 北極の氷が減りまくっているらしい。30年前には700万平方キロあったのが今は400万ちょっとだという。融けた氷はどこにいったのか。もちろん水になって海に入る。海の氷が融けた程度ではあまり大きな影響は…

テロ特措法

「給油継続無理なら退陣」首相、法整備に決意(朝日夕刊) これを読んで、この人はダメだと思ったな。一国の首相が他国の艦船に給油する任務に政権を賭するというのはあまりに軽すぎるし、バランス感覚を疑わせる発言だと思う。それが米豪首脳との会談の翌日…

参院選

自民大敗。けど安部退陣はすぐにはなさそう。憲法改定の野望がこれで立ち消えになるかといえば、微妙だろうなあ。民主は勝ったけど、棚ぼたの感が強い。為政者・行政官・公務員の頽廃が次々に露わになって、その責めは当然与党に行ったわけだが、成り立ちか…

若い国

「東京は若いんだ。一九七〇年代の頃か、社会の重心を若い方に移して、すっかり子供っぽい町になった。何をやっても半分遊びで、軽くて、頼りない。確実なものが何もない。高層ビルでも三十年で壊すつもりで建てている」 池澤夏樹の短編集『きみのためのバラ…

国民投票法案

国民投票法案、衆院通過。憲法書き替えへの布石が、憲法書き替えを問うて得たのではない議席数を背景に着々と進んでいる。 最終的な判断は国民に委ねられているとはいえ、国際関係のパワーゲーム性のみを強調する、リアリストと称される人たちのマスコミでの…

タミフル禍

タミフルをめぐる騒動はほとんど薬禍事件の様相を呈してきている。告発的な医療本の出版を手がけている神戸在住の編集者の方の3月21日の日記の驚くべき記述。タミフルの副作用は若者だけにとどまらない云々、厚労省は製薬会社がタミフルを売り切るのを待っ…

グーグルという権力

NHKスペシャル「グーグル革命の衝撃」の再放送を見る。Googleは検索サイトが乱立していた時代からひいきにしてきたので、悪い印象はもってない。当時から検索力は群を抜いていた印象が強いし、今もその印象に変化はない。ただ、最近は以前に比べて、マイナー…

独裁者の死

フセイン元大統領の死刑執行。政権崩壊から3年半(asahi.com) フセインの圧政と暴虐の罪は承知の上で、それでもむごたらしい印象がぬぐえないのは、権力を剥奪されたかつての独裁者の弱々しい個人の姿が、これまで何度も、テレビに流されていたからだろう…

ホワイトカラー・エグゼンプション

管理職ではない会社員のうち、一定年収以上の者から残業代をなくすべし、という答申が厚生労働省の諮問機関から出されたという。これをアメリカに習って「ホワイトカラー・エグゼンプション」と呼んでいるようだが、これでは何のことだか分らない。ウィキペ…

類人猿の絶滅

エボラ出血熱の蔓延で、アフリカのゴリラに絶滅の危機が迫っているという記事が出ている。最近5年間で5000頭以上が死んだという。保護区によっては90%を超えるゴリラが消えたということだ。野生のゴリラ・チンパンジーにエボラが広がっているというニュー…

言挙げする国々

Barack Obama 米国ではバラク・オバマという若手議員が、民主党の次期大統領候補としてヒラリー・クリントンと人気を二分しているそうな。YouTubeで“obama”と検索すると、山のようにスピーチの影像が出てくる。見事なのはその弁舌。立て板に水とはこのこと。…

堀田善衛・教育改革

「刺激と言えば、上級へと昇って行って課目に、議論と討論が加わって来たことが、彼にとってもっともよい刺激であったであろう。それは、毎日午前午後の全教科が終わったところで、その日の授業のしめくくりとして行われたものであった。その日のどの課目、…

雷鳴

荒れる日本海の対岸では、荒ぶる指導者の国が、今日階段を一歩踏み出した。それがどこへ向かう階段かを決めるのは、たぶんあの国自身ではなく、あの国が敵対視する国々なのだろう。だから希望はまだ失われていない。 危ういパワーゲームにのめり込む指導者は…