タミフル禍

 タミフルをめぐる騒動はほとんど薬禍事件の様相を呈してきている。告発的な医療本の出版を手がけている神戸在住の編集者の方の3月21日の日記の驚くべき記述。タミフルの副作用は若者だけにとどまらない云々、厚労省は製薬会社がタミフルを売り切るのを待って今回の発表を行った云々…。これが事実なら何をか言わんや。相も変わらぬ業界保護優先の行政。もちろん薬事だけの話ではない。いつになったら我々は、本当の意味でのパブリック・サーバントとしての役人を持つことができるのだろうか。