白山錦秋
秋晴れの土曜は白山に登った。今年は初夏の白山登山はブヨをおそれてパス。代わりに去年良かった秋の白山を楽しむことにする。前夜市ノ瀬で車中泊して、バスで別当出合に入り山頂を往復。観光新道を登り、トンビ岩コースで南竜を経て、砂防新道を下った。
山は黄紅葉の真っ盛り。観光新道の前半は低木が尾根を彩り、後半は草黄葉が斜面を染め、登りの辛さもものかは、カメラを構えるのに忙しい。下りのトンビ岩コースからの南竜ヶ馬場の眺めも去年以上だったが、いちばん目覚ましかったのは室堂周辺の草紅葉。ナナカマドが今年は早い降雪のためだろうか、部分的に萎れて落葉してしまっているのに対し、クロマメノキがみごとに真紅の絨毯を敷きのべていた。大粒で甘いベリーも今年は豊富で、指先を青く染めて実をついばみながら白山の秋を楽しんだ。
■別当出合から白山GPSログ
▼秋色の尾根を登る
▼殿ヶ池小屋も秋のただなか
▼観光新道から甚之助小屋を見下ろす
▼草紅葉の尾根を行く
▼弥陀ヶ原から望む御前ヶ峰
▼クロマメノキの草紅葉と室堂
▼紅葉の絨毯と御前ヶ峰
▼トンビ岩コースの紅葉と南竜山荘