Acer Aspire one


 買っちまった。はやりのネットブックAspire oneの黒である。
 普段使いのソフトをネットやSDカードからインストールすると、小さいながら一人前のWindowsノートである。処理速度にもあまり不満は感じないし、バックライトにLEDを使っているという液晶も明るく精細だ。
 特筆すべきはキーボード。意外にキーが大きく、問題なくタッチタイピングができる。それも親指シフトで。事前研究通り、キー配置が親指シフトに完全にフィットしている。やり慣れた指のポジションを無理に変えることなく親指入力ができている。このブログもここ数日Aspire Oneで更新している。だらしなく横臥して酒を飲みつつ、腹の上や横の小机に置いて。
 不満点があるとしたら、バッテリーの持ちが悪いことぐらいかな。それと、箱体の割には液晶が小さいので、10インチにしたらバランスがよくなり実用性もさらに上がると思う。
 しかし考えたら、これは昔なら日本人が作るべきものだったんじゃないだろうか、かつてウォークマンや小さな計算機、電卓で世界を驚かせた、そして今も小さなカメラで世界を席捲している。ところがパソコンに関しては、日本のメーカーは大艦巨砲主義の大名商売で、台湾メーカーのような発想は影も形もなかったようだ。企業が巨大化しブランド化すると、こうしたゲリラ的発想は失われてしまうものなのだろう。
 それにしても並べて写した親指ノートの液晶の、こうして見るとエラくたそがれていること。道理で最近目が疲れると思った。そろそろバックライトの交換を考えなくちゃならないが、これだけネットブック親指シフトが実用的なら、こっちで代用してもいいかと考え始めている。