NIKON D40 ゴミ問題

 午後はすっきり晴れて、いい風が吹くせいせいする天気になった。気持ちがいいので夕方、カメラを持ち出して空の写真を撮った。その写真がこれ。カメラのモニターで確認した時からある程度分かっていたのだが、実画像を見てさらにがっくり。世のデジタル一眼ユーザーを悩ませているイメージセンサーのゴミ問題が、我がD40にもかなり深刻に発生していることを、はからずも確認する仕儀に。
 これまで草むらばかり撮っていたので目立たなかったのだが、標準ズームとマクロの付け替えを頻繁にやっていたので、ゴミが入らないはずもなかった。けど、こんなにひどいことになってるとはなあ。これがあるから、最近はゴミ対策を施した機種がもてはやされているわけだが、あれとて完全な対策とはいえないようだ。要するにイメージセンサーからゴミを振るい落とす機構なのだが、なかには容易に落ちないゴミもあるようだし、落としたゴミはカメラ外に排出されるわけではないから、またくっつく心配もある。最終的な解決策はまだ見つかっていないのが、このデジ一のゴミ問題。この一点をとっても、デジタル一眼はまだ発展途上の道具といえそうだ。
 それはともかく、さてD40をどうするか。ミラーをアップしてセンサーを見えるようにし、ブロワーでゴミを吹き飛ばすというのが手っとり早い対策だが、吹っ飛ばしたゴミはカメラ内を舞ってまたくっつくという可能性が高い。ネットを見ると、クリーニングキットを買って、薬品で表面をぬぐったり、粘着性のものでゴミをからめ取ったりしている人もいるようだが、できれば避けたい辛気臭くかつ危険な作業ではある。メーカーのサービスセンターに持ち込めばクリーニングはやってくれるようだが、面倒だしすぐにまたゴミは入るだろう。とりあえずはブロワーでお茶を濁しつついくかな。
 蛇足ながら、ゴミまみれのままでは気持ち悪いので、フォトショップのスタンプツールで掃除をした写真がこれ。空のグラデーションが一定なのできれいにつぶせたが、そう簡単にはいかない場面も多いだろう。