スリット鉢

 まだ寒気が残って今一つやる気が湧かないが、花が咲き始めてからでは遅いので、今日は落葉ツツジ類の鉢土替え。ミツバツツジや有鱗片ツツジが好きで、山取り株・種から育てた株・買ったもの、けっこうな鉢数がある。びっしり根の張った鉢土を熊手で思い切って崩して、新しい鹿沼土で植え込む。今回は新しい試みとして、鉢をこれまでの駄温鉢からスリット鉢に変えてみる。一見安っぽいプラ鉢だが、水抜き穴が底の角にスリット状に入っていて、水はけ・通気性がアップし、根が片寄らずに密に張って、育ちがいいという評判。確かに、一鉢スリット鉢で購入したミツバツツジが明らかに調子がよく、十分に期待させるものはある。乾きやすい鉢だということなので、いつもは硬質の鹿沼土で植えるところを普通の鹿沼土を使ってみたが、どうだろう。今後の育ち具合が楽しみ。
 使ってみて気づいた点。1.鉢底網と鉢底石がいらないので、植え付けの手間が省ける 2.小さな鉢では相応にスリットも細いので気にならないが、大きな鉢になるとスリットの幅も大きくなり、土がこぼれやすい。対策として底に大きめの土を入れるか、網戸の切ったのなど、ネットを敷く。まあ、大きな鉢は動かすことも少ないので、そんなに気にしなくても土は固まっているようだが 3.鉢が軽くなるので、陶器の鉢にくらべて風などで倒れやすそう。台風の時は要注意?
ヒカゲツツジ('06.4.14)