夏至明け


 なんて言葉があるのか知らないが、夏至に一日遅れの今日は、陰晴定まりない一日。今年の梅雨は一日ジトジト降り続く日は少なく、空の変化がめまぐるしい。
 空が明るくなった昼下がりに庭に出たら、真夏並みの温気にくらっとするほど。植物もこたえたらしく、 針ネズミみたいな蕾を持ち上げ始めたルリタマアザミもぐったりうなだれている。
 かと思えば、夕方にはドッと風が吹き、ザッと雨が降り、おかげでちょっとした事件が出来。家の下のガレージに立ち木が倒れかかったのだ。明日は応急処置に苦労しそう。荒れる夏の予感は早くも現実になりつつある。