夏花壇

 今週後半は好天が続きそうな予報。梅雨の中休みというにはまだそんなに降ってないし、空梅雨の気配が感じられなくもない今年の水無月ではあるが、さすがに一時期の乾燥を抜け出した庭はよく潤い、ヘメロカリス・ノコギリソウ・ルドベキア・ヘリアンサス・ガウラ・サルビアモナルダ、大柄な宿根草たちが開花の時期を迎えて、花壇は5月に続いて第二の盛期を迎えようとしている。第二の、それは最後のというに等しく、毎年その後、花壇は高温多湿に乱れ繁茂して、ジャングル化の一途をたどるのだが、今年はそれを何とか抑えようと早春に堆肥を入れるのを一切やめた。この国の夏の気候の濃密な作用の前には空しい抵抗という予感もなくはないが、果たしてどうなるか。