月と惑星


 とっぷり暮れた空を何気なく見たら、弦月とひときわ明るい星が二つ、西の空に並んでいる。記憶にない光景なので、あわててカメラと三脚を持ち出して撮影した。山の端にかかった月はみるみる沈んで、すぐに見えなくなってしまったから、きわどいタイミングで気がついたようだ。
 明るい星は、宵の明星というから一つはたぶん金星、もう一つはと調べてみたら、こんなページがあった。ほほお、木星がこんなに明るかったのか。その時は考えもしなかったが、双眼鏡をのぞいたら少しは縞模様が見えただろうか。初冬の宵の衛星と惑星の競演。しばらくは見られるようですよ。