ネット町歩き

 GoogleGoogleマップ上で「ストリートビュー」というのを始めたというのでさっそく遊んでみた。道を360度撮影できるカメラを積んだ車でひたすら走って、その画像を地図に重ねて提供しているという、聞くからにご苦労様なサービス。しかしGoogleの蓄えてるデータって、どんだけあるねん。
 試しに7月26日の「冷麺」の記事にビュー画像を貼ってみたので、興味のある方はご覧あれ。って、いくら神戸市内といっても、こんなド田舎の街道筋まで撮影してどうするの。まだ完璧ではないようで、うちのパソコンでは画像が空白になったりもする。ただ「大きな地図で見る」というリンクをクリックすれば、マップを開いてちゃんと目的のビューが表示されるようだ。
 日本では今のところ、関東圏と京阪神、仙台、札幌、函館で見られる。思いついて、大昔に働いてた会社の近辺をうろついてみると、会社があった建物も周りの飲食店もすっかり変わっていて、今昔の感を強くした。しかしモニター上で思い出の町を歩き、ノスタルジックな気分に浸る時代がくるとはなあ。世界では50都市で提供しているとのことだが、やはり北米がかなりの密度でカバーされてる。後は日本とヨーロッパ。ヨーロッパはフランスをごく薄く。パリも一部しか見られない。
 ネット上ではストリートビューにたまたま写り込んだ面白い画像の報告でにぎわってるよう。なかには交差点の事故で大破した車が写ってたりもするらしい。このバーチャル町歩きは、地図の上の散歩と違って、特定の日時の追体験なのだ。すぐにデータは古くなるから、定期的に更新しなくちゃならない。その度にカメラカーが街路をくまなく走る。考えたらものすごいアナログ的手間にこのサービスは支えられてるわけだ。