スキー時代

 スキーの動画ネタその2。といっても、昔のスキー映像。昭和30年代のニュース映画を公開している[朝日ニュース昭和映像ブログ]は、今日現在1322点の映像が閲覧できるアーカイブに成長していて、季節ネタとしてスキーのニュース映画もたくさん見ることができる。
 その中から、昭和32年の「ゲレンデ」と昭和39年の「初春はスキーにのって」。ちょっと貧乏臭くて、でも賑やかで元気にあふれた昔のスキー場の風景。これを見ると昭和30年代はスキーの大衆化の時代だったことがよくわかる。都会で働く若者たちは、お正月休みには我も我もと長い板を担いでスキー場へ押しかけた。だから冬のスキー場も、夏の海水浴場に劣らず、人だらけ。みんな団子になって勤勉に遊びに励んでいる。このエネルギーがその後の高度成長を支えたんだな。それにしても、最近の閑古鳥が鳴いているスキー場の関係者が見たら、溜息ものの映像だろう。