蛇谷ヶ峰

 日曜は久々にK氏のリクエストを受けて、比良山系北端の蛇谷ヶ峰へ朽木スキー場からの登山を計画。朝7時に名神のPAで合流する約束だったが、目が覚めたら9時半。あちゃー、完全に寝過ごしたあ。携帯で連絡が取れないので、とりあえず現地へ走る。朝は弱い方ではないんだがなあ。
 PAには当然K氏の姿はなく、湖西道路を走って朽木村からスキー場へ向かうとちょうど下ってくるK氏と鉢合わせ。いや〜、よくぞ待っていてくれました。待ちくたびれて、一度下って温泉に入ったりしていたらしい。すんませ〜ん。もう12時だが行けるとこまでと、積雪がなく閉鎖中のスキー場に戻って急いで出発。ゲレンデのトップから登山道に取りつく。
 稜線までは雑木林のなかの急登。昨日までは雪がほとんどなかったようで、くるぶしぐらいの新雪を気持ちよく蹴立てて進む。ザックにくくってきたスノーシューは今日は出番がなさそう。天候は急速に悪化して雪に風が加わってきた。稜線に出ると吹雪模様で、真っ白に霧氷で化粧した樹林のトンネルが続いている。耳が痛く、指先も冷たいけど、厳冬の雰囲気がいい感じ。ベンチのある小さな広場で、朽木のグリーンパークからの道を合わせると901mの頂上はすぐ。ラッセルの苦労がなかったので、スキー場から1時間半で登れた。
 展望のいい頂上らしいが、もちろん今日は琵琶湖も比良も伊吹も何も見えない。こんもりした灌木の蔭で急いで湯を沸かして昼食を摂ってから下山。稜線の霧氷のトンネルはますます幻想的。スキー場への急下降を雪の下に隠れた岩に足を滑らせつつ下り、顔が痛いほどの地吹雪にヒイヒイ言いながらスキー場を歩いて、車帰着3時。期待のスノーシューハイクとはいかなかったが、不安のないコースでお手軽に厳冬の雰囲気が味わえた、それなりに満足の山行だった。
朽木スキー場から蛇谷ヶ峰GPSログ
スキー場から登山開始
雑木の斜面を登る
稜線は霧氷のトンネル
吹雪の中を下山