ゲラニウム


 冬枯れ間近の庭で、しっかり葉を繁らせている宿根草ゲラニウム。とくに元気なのが、ゲラニウム・オクソニアナム(Geranium oxonianum)の仲間。このオクソニアナムはもともとの野生種ではなくて、違った種類のゲラニウムの間の自然交配種なのだそうで、そのため名前の表記も正式には属名(Genus)と種名(Species)の間に「x」を入れて、Geranium x oxonianumとするのが正しいのだとか。それはともかく、両親のいいとこ取りをしたのか、ゲラニウムにしてはめっぽう丈夫で、大きめの花を春から秋までぽつぽつと長く咲かせる、お気に入りの種類。もちろん花は9月ぐらいで終わっているが、こうして特徴のある葉をそれぞれの株がこんもりと繁らせているのを見るのも頼もしい。来年もいい花を咲かせてくれよ。