天神橋双月

 大阪にいる長女と3人で、久しぶりに天神橋筋の「双月」。いつ食べても、何度食べても、文句なくうまい、大阪の正統派お好み焼き。ゆっくり焼いて表面が香ばしくカリカリになっても、中は最後までふわふわ。長芋を擦り入れようが、キャベツを増やそうが、この絶妙な硬軟の食感は、家では絶対再現できない。そして、混ぜ込んだ豚バラのうま味をしっかり閉じ込めたえも言われぬ味わい。これを一度体験したら、どこぞの具沢山だけが売りのお好み焼きなど、金輪際食べる気にはなれない。双月を知らずして、お好み焼きを語るなかれ。かつは、大阪人ならお好み焼きは箸と皿無用、テコ一本でさらっと食べるべし。いつもの如くごたくを垂れる、深南部生まれ、ぎりぎり大阪人のおやじを黙殺しつつ、ひたすらハフハフ頬張る嫁さんと娘でありました。あー、おいしかった。
昔はもっと汚くて店員もばあちゃんばかりだった
小細工無用。豚玉で勝負