マンサク満開


 開き始めのまだ花弁の縮かんだ姿を以て面妖と評したのは申し訳なかったけれど、こうして満開になってもやっぱり奇妙なマンサクの花。日本ではまだ真冬といっていいこの時期に咲くのは、半分混ざった中国のマンサクの血がさせるフライング。どこにもこの色と香りに応えて受粉を手伝ってくれる昆虫はいなさそうだが、片親のシナマンサクの故郷ではどういうことになっているんだろうか。