白倉山

 今シーズンも一度はシロヤシオを見ておこうと、日曜は白倉山へ。前夜山麓の保養施設スメールの駐車場で車中泊して、庵ノ谷林道の登山口に入る。そこから稜線上の大熊谷ノ頭へはわずか30分という手抜きコース。稜線は風が冷たいので雨具を着て進む。花は山ツツジシャクナゲアカヤシオ、そしてシロヤシオ。全体に開花は少なめで、シロヤシオも満開の木は数えるほど。白倉山の山頂部だけは、シャクナゲアカヤシオの満艦飾。ただこの山は北東面が伐採されて低木しかなく、強風にさらされる環境は厳しそう。風で根こそぎ倒れながら咲いているシャクナゲなどもあって、どの木も開花・結実を急いでいる様子はちょっと痛々しい。予定ではそのまま江股ノ頭あたりまで稜線を往復して、台高主稜線の池木屋山から西へ迷岳まで派生するこの長い、自然味豊かな尾根を楽しむつもりだったが、どんよりした空と冷たい風に気持ちが萎えて、白倉でとんぼ返り。結局、3時間ちょっとのお手軽花見山行だった。スメールでゆっくり昼風呂を浴びて帰る。
静かな新緑の尾根コース(拡大)
白倉山とその左に八景山
ようやく見つけたシロヤシオ
満開の木を見上げる
倒れてなお咲く白倉山のシャクナゲ
白倉山頂のシャクナゲとアカヤシオの森
同2
同3