戸倉峠から三ノ丸、途中まで


 日曜は今季初めて山スキーを履いて、この時期定番の県境尾根ルートへ。入山口の戸倉トンネル東口には背丈をはるかに越す雪の壁ができています。林道も目覚ましい積雪深で、旧隧道から古い峠道に入る所では、トンネルの間際まで進んで少しだけ登って峠道に入るという、これまで見たことのないルート取りでラッセル跡が続いていて驚きました。トンネル道が数メートル嵩上げされてしまった感じです。

 峠の先までは先行者二人のスノーシューラッセルに助けられましたが、それを外れると一気にペースダウン。ぽくぽく林道を辿り、十分過ぎる雪に埋まったいつもの谷を登って、県境尾根に乗った時には既に正午を過ぎ、時間切れ敗退確実になっていました。

 驚いたことに県境尾根にはスノーシュー二人組のラッセルがまだ続いています。そのパワーに引っ張られるように1時間ほど旧三ノ丸あたりまで進んでみましたが、シャリばてダウン。空からか枝からか細かい雪が降りしきる下に座り込んでお粥を煮ながら、この冬の厳しさを噛みしめました。上部の雄偉なブナ林との再会はまた今度。今回は雪をたっぷりまとった植林杉がいい表情を見せていました。