ハニーサックル


 ラティスに絡ませたハニーサックルのテルマニアーナがオレンジの花を揺らしている。満開のと言いたいけれど、運悪く先日の大荒れの天気にずいぶん花を落としてしまい、写真を残すには少々寂しい状態だが、本当に満開の時はうるさいほどになるので、かえってこの程度が適当かもしれない。
 高さ180cmのフェンスを楽々越えて、さらに伸び上がってわさわさ繁っている何とも旺盛な種類だ。このままでは上の柿の枝に絡んでさらに伸び、下の方は手薄になりそうなのでどうしたものかと思うが、遠慮なく刈り込んでしまってもまた幾らでも芽を吹いてくるらしい。確かに株元を見ると立派な木で、木本とはいうものの雑草めいた日本の忍冬とはちょっとものが違うようだ。頼りないラティスよりも英国庭園の煉瓦塀に這わせたらふさわしい植物かもしれない。