親指ノート暗転

 親指ノートの液晶が突然真っ黒になった。システムダウンかと思いきや、動作音はしている。よくよく見ると、画面にかすかにデスクトップの残像が見える。ついにきたか、バックライト切れ。1年半前に液晶が起動時に赤くなり始めてから、こうなるのは時間の問題だった。
 丸5年使った虎の子の親指シフトノート。仕事でもふだん使いでも一番重宝したマシンだ。後は融通の効かないデスクトップと、画面が狭過ぎて実用性の劣るネットブックしかないから、何とかしなくちゃならない。
 簡単なのは修理に出すことだが、5年使ったパソコンでハードディスクなども満杯ということを考えると、高い修理代で寿命を伸ばすより、最近のスペックのものに置き換える方が賢明かもしれない。ところが、日本で唯一の親指ノート販売店アクセスさんには、もう自分の使用法に適した中程のサイズの親指ノートの在庫はない。次期モデルの発売もすぐにはなさそう。
 第3の選択肢は、ネットブックで味をしめた、一般のJISキーボードモデルから親指シフトに適した配置のものを見つけて、親指エミュレーターでソフト的に親指シフトパソコンに仕立てる上げる方法。最近、ネットブックよりも画面サイズもCPUもワンランク上のCULVノートというのが登場しているから、この辺りがいい候補になる。理想的なキー配置のものが見つかれば、割高な純正親指ノートとはお別れということになりそうだ。