Lumix DMC-G1 その後

 Digital Camera Resource PageにようやくDMC-G1フォトギャラリーが出た。これを見る限りでは解像感は予想以上。フォーサーズでは評価の高いオリンパスの一眼レフの上に行ってるんじゃないだろうか。ただし、色は全体に地味め。とくに葉っぱの色が、全体に露出オーバーめのせいもあるのだろうが、黄色がかって見えるのが気になる。まあ、これはいわゆるJPEG撮って出し画像だから、RAWで撮ればまた違うし、カメラのセッティングでもある程度調整はできるのだろうが、はたして緑の多い山撮りでの色の出具合はどうだろうか。それにしてもこのカメラ、「女流一眼」などと初心者向けのマーケティングを盛んに展開しているので、もっとハデな絵作りをしてくるのかと思いきや、この渋さは意外だった。
 一方、Imaging Resourceというサイトのプレビューには、これまでデジタル一眼では最小だったオリンパスフォーサーズE-420と並べた写真が出ている。これを見ると意外に大きさはあまり変わらない。DMC-G1は従来のフォーサーズ規格をさらにコンパクト化する新規格マイクロ・フォーサーズの1号機として登場するわけだけど、サイズの面ではこの新規格のメリットを最大限に生かしたものとはいえないようだ。山カメラとしてより理想的なマイクロ・フォーサーズ機の登場はこの先あるのか、先立つものの算段も含めて、ますます悩ましい新製品の秋である。