LUMIX DMC-G1

 最近物欲を刺激されて悩ましいのが標記の新型デジカメ。何がいいかというと、とにかく小さい。今使っているD40ニコンでは最小だが、大ざっぱに体積を計算してみると、DMC-G1のかさはその6割しかない。これは山カメラとしてはこの上ない資質だ。
 それでいてレンズ交換式一眼だというのもうれしい。最近のコンパクトデジカメは優秀だから山カメラもこれで十分と以前は考えていたのだが、D40を使い始めて考えが変わった。一眼でしか味わえない撮る楽しみみたいなものを思い出してしまうと、コンデジに戻ることはもうできない。
 もちろん画質も悪くないはずだ。って、このカメラ今月末発売なのに、まだ実写画像がどこにも現れない。どうもパナソニックさん、画質のソフト的調整に手間取っているようだが、センサーがフォーサーズというAPS-Cよりは少しだけ小さな規格なので、まあこの点は心配なかろう。ちなみに、フォーサーズを含めたセンサーサイズの比較図。

 この先雪山シーズンに入ると、D40を持って山に入るのは難しい。たちまち雪まみれになって濡れそぼち、故障してしまうこと必定だからだ。このフォーサーズ一眼も胸ポケットに入るコンデジにくらべれば十分に大きいから、条件はさして変わらないかもしれない。ただD40ではやる気も起こらない雪山に一眼を持ち込む工夫を、この小ささならあれこれできるかもしれないと思うのだ。
 ただ、この規格を共同で展開するオリンパスも、今後小型で画質のいいカメラを出してきそうだし、しばらく様子見が得策かもしれないな。といっても、発売後、実物を見て画質を見て、そして年末にかけてぐっと値が下がれば、転びそうになるのをこらえるのは大変そう。