モニター赤化

 最近ノートパソコンを起動するとモニターが赤っぽい。すぐに赤みは消えるのだが、気持ちが悪いので調べてみると、どうやら液晶のバックライトがそろそろ寿命という兆候らしい。バックライトの寿命は1万時間はたまた2万時間と諸説あるようだが、買ってから3年半、ほぼ毎日数時間は動かしているにしても耐用時間には達していないはず。けどまあ、壊れる時には壊れるのが機械ということだろう。
 もちろん、虎の子の親指シフトノートだし、機能自体には何の問題もないので、買い換えるつもりはさらさらないが、今から対応を考えておく必要がありそうだ。聞くところによると、メーカーに修理に出すと、こういう場合は液晶丸ごとの交換になり、片手に余る修理費が要求されるのが常らしい。バックライトというのは要するに小さな蛍光管で、それさえ交換すれば直るものをなんだか馬鹿らしい。蛍光灯の玉切れに機械を丸ごと交換して対応する人などいないだろうに。
 なら、きっとゲリラ的に修理をやってくれるところがあるはずと探してみると、非オフィシャルな修理を請け負う業者がネットにたくさん見つかる。バックライトだけなら1万ちょいという相場。けど、これだけ業者が多いということは、分かった人にはボロい商売ということなのだろうな。かといって、これもネットにたくさん情報が見つかる自前のバックライト交換に手を出す勇気がないのだからやむを得ない。いや待てよ。せっかく数々の体験談が写真つきで公開されているのだから、自尊自立を旨とするネット人間としては意地でもそれを活用すべきなのでは? いやいや、やっぱり失敗してすべて台無しにしてしまうリスクを考えると…。
 充血ぎみのモニターを見ながら、こちらも悩ましいこの頃の朝である。