年越し苗

 朝から雨もよいで、残っている鉢の植え替えはパス。それにもう用土がない。いつも太陽殖産の用土を買う志染のHCのチラシをネットでチェックしてみると、少し安くなっているようなので買い出しに出かける。例の粒状培養土も折よく特価で、一袋買ってみる。ここは苗は大したことないので、次いで3軒ほど回って物色。嫁さんが大鉢寄せ植え用の一年草仕入れるのがメインだが、こちらもあわよくば掘り出し物の宿根草、特にゲラニウムに期待。
 もちろん、この時期宿根草はまだ芽を吹いたか吹かないかの状態で、並んでいるのは今年の新苗ではなく、去年の売れ残りの年越し苗。ふつうは敬遠される代物だが、宿根草に関しては年越し苗に三徳あり。一つ、2年目の苗だから当然株が大きくなり、植えて即開花が期待できる。二つ、店頭のいい加減(?)な管理を生き抜いてきた種類だから、当然丈夫。というか、丈夫な種類しか年越し苗として残っていない場合が多い。よって気候に適合するかどうかがまったく未知数の新苗より先行きの不安少なく購入できる。三つ、見た目は大抵芽が吹いたばかりの見すぼらしい状態だから、交渉次第では値切りも可能、ってまあ、個人がやってる苗屋以外では難しいですが。
 さて、そんな下心を抱いての本日の成果はゲラニウム2つ。三木のHCに珍しくあったファエウムの'サムボー'と、この辺りのガーデナーの聖地「風雅舎」でサンギネウムの'リーズフォーム'。特に後者は聞いたことのない種類で、帰ってゲラニウムの種本を見ても載ってない。けどネットにはたくさん情報があって、いきなりゲラニウム'リーズフォーム'とするサイトもある。もしかしたら、'タイニーモンスター'と同じくサンギネウムの異種交配種? そういえば風雅舎には他にもサンギ異種交配の'ディリーズ'もあった。それから気になっている種類プシロステモンも。後者は芽吹き直後で株の具合が分らないので、もう少し時間を置いてから。それにしても、他には出回っていないこんな苗、いったいどこから仕入れてるんだろう、この店?