宋詩清絶
四天王寺の秋の古書市の目録で見つけて申し込んでおいた「宋詩清絶」が届いた。柏木如亭が編んだ宋詩のアンソロジー。虫食い本でずいぶん安かったが、届いたのを見るとだいぶ傷んでいるものの、そんなにひどくもない。稲野書店さんからは遠慮なく送り返してと言われていたが、これは有り難く頂いておくことにする。奥付には「宋詩清絶後篇・同續篇」とあるから正篇は別にあるのかと思えば、刊年は文化十年癸酉とあるからこれが正篇。「後篇・續篇」はまぎらわしい広告のようだ。これは出たのだろうか。さすがにこのまま読むのは気分がよくないので、コピーを取って、これは大事にしまっておくことにする。もっと虫に食われたりして^^;。
○客となる 何 應龍
初秋 客と為って暮秋に帰る
一擔の軽装 半ば是れ詩
試みに問わる 客情何の処か悪しきと
五更の孤店 酒の醒むる時