六甲

 今年の登り納めは超近場の摩耶山へ。午後から、いつもの黒岩尾根を登り、桜谷道を下る3時間ほどの行程で汗を流す。調子のいい時は、黒岩尾根の登り口から上の公園まで、1時間を目標に一人タイムトライアルをやるのだが、新しい眼鏡にまだ慣れず足元が少々おぼつかないので今日はゆっくり(結論として、遠近両用眼鏡は山登りには不向き。どうしたものだか)。それでも六甲で一二を争う急登でたっぷり汗をかく。全山縦走コースでもある隣の天狗道にくらべて、黒岩尾根ではめったに人に会わない。たまに会っても下りの人ばかり。人を気にしないで自分のペースで登れるので、トレーニングに最適。途中のベンチからの大展望も爽快だ。布引谷から摩耶山に登るなら、国体を機に整備され過ぎた天狗道よりもこっちが断然お勧め。帰りは桜谷道から冬枯れの徳川道。いつもながらに笹と樹林の道は心が安らぐ。来年もいい山に出会える1年であれかし。
摩耶山黒岩尾根からの光る明石海峡(拡大)
薄緑がきれいなウスタビガの繭
オニグルミの冬芽の猿の顔