基地問題

今日の天声人語がいいことを書いてる。『そもそも沖縄で安保を説く前に、この島の重荷を米国に説くのが先ではないか。…ゆめゆめ米国の代理人として、あてもなく南の島を訪ね歩くことなかれ。』 全く以て、鳩山さんがやるべきは、オバマに沖縄の地図を示して…

感想二つ

其の壱 各局のニュースで上海万博の話題が喧しい。見ていて連想するのはやはり大阪万博のことだ。40年前とは展示を見せる技術は段違いだろうが、パビリオンの外観の奇妙奇天烈さは昔見た夢だなあ。40年経っても人間の未来のイメージはあまり変わってないよう…

アメリカ映画ベスト100

BS2でやっていた標記の番組を面白く見る。アメリカ映画協会が2007年に選んだ2度目のリストをCBSテレビが番組化したもの。もちろん再放送だろうが、見るのは初めて。 選ばれた映画のさわりの取り出し方と次の映画とのつなぎ方が気が効いている。100本のどこ…

砂利道掃除

作って7年めの砂利道が最近ずいぶん荒れてきた。雑草がはびこらないようにと敷いた砂利なのに、春になると雑草におおわれてくる。少し砂利をかき回してみると石の間に詰まった土が出てくるから、これでは雑草が生えて当然。道の両側は枕木や余りものの階段…

エイヤフィヤトラヨークトル火山

ニュースではアイスランドの火山噴火とばかりで、火山の名前が聞かれないと思ったら、こんなアナウンサーも真っ青のとんでもない名前だったのね。スペルはEyjafjallajokull。t がないようだが、アイスランド語の表記? ちょうど10年前の有珠山噴火以来、こん…

春寒

雨のシャクナゲ。せっかく咲いた花も冷たい雨に打たれて悩ましげ 花冷えが続いた後、ようやく季節らしい陽気が戻ったと思ったら、またもや季節外れの雪さえ降ろうかという寒さ。この春らしくない春は、冬らしくない馬鹿陽気や大雨もあった冬に引き続いて、気…

薔薇受難

気がつけばこんなことに。よく若葉を展開して5月が楽しみだったイングリッシュローズのミストレス・クイックリーが根元からポッキリ。繁り始めた枝葉に雨露が溜まって重くなったのが原因のようだ。折れた根元を観察すると、腐ってスカスカになった部分が多…

能勢

日射しもようやく春らしくなって、花冷えの名残りのセーターで庭に出ると熱がこもり汗ばんでくる。庭いじりの半日のつもりだったが、この陽気に誘われて昼から浮かれ出てしまった。 といっても花時の埃っぽい雑踏は御免蒙りたいので裏街道ドライブ。三田から…

よも太郎山・日岸山・薙刀山 山行アルバム

林道はまだこの有り様(拡大) 大滝前後は恐怖の滑り台状態 一登りして笠羽谷出合の橋を見下ろす 願教寺山が見えてきた 日岸山東尾根のメロウな斜面 よも太郎山の登りからの願教寺山 よも太郎山の登りからの日岸山 日岸山の下りからの薙刀山 鞍部から望む薙刀…

よも太郎山・日岸山・薙刀山

好天予報の日曜は4月定番の石徹白遠征に。去年の越美は雪が少なく、笹がかなり出ているという情報で遠征はあきらめたのだったが、今年は十分な雪が想像できる。となると、上部ののびやかな火山地形はすばらしい遊び場だろうが、そこに達するまでの大滝の難…

オイストラフ・リヒテルのフランク

先頃、セザール・フランクのヴァイオリンソナタが聴きたくなって、懐かしいLP時代の名盤がCD化されているのを入手した。唯一持っていたギトリス・アルゲリッチの別府での「奇蹟のライヴ」は、あまりに奇蹟が過ぎてちょっとね。 最初に出会った演奏がその…

グレートサミッツ

昨夜遅く、BShiで標記の番組をやっているのを見始めたら、動けなくなってしまった。結局、早暁まで半分ウトウトしながら3本見る羽目になった。鳥の声がし始めた頃になって風呂に入り、寝床にもぐり込んだ。 世界の名だたる名峰を、アマチュアのNHKのディレ…

拉致問題

昨日の朝日朝刊。一面を使ったインタビュー記事のなかで、蓮池薫さんが拉致問題について冷静な提言をしていたのが印象に残った。その部分の引用。『「北朝鮮に残されている拉致被害者の家族の方々がおっしゃることは、被害者を思いながら、何としてでも帰っ…

新ルート開拓

といっても山の話ではない。単に山に至る道の話。 氷ノ山は関西では数少ない山スキーにも適したスケール大きな地形を持つ山で、その山に前夜泊ではなく早朝発の日帰りで登れることは、神戸市街の背後に聳える至近のトレーニング適地六甲山の存在とともに、神…

氷ノ山

土曜はこの時期定番の横行渓谷からの氷ノ山登山。気象情報は春の嵐の接近を予告しているが、日中は大丈夫だろうと出かける。 残雪の早い今年はかなり開いているのではと期待して入った横行林道は、例年通り平家ヶ城休憩所の先の崖際の個所で、デブリがごく部…

静かな花盛り

まだ寂しい庭で盛りを迎えているヘレボラス。こうしてあおり気味に撮ると、この時期の花としては本当に立派で、スミレ咲く日本の早春にはミスマッチと感じられなくもないのだが、人の目を避けるように俯いて咲くので、みごとな花の割には一人勝ちの奢りを感…

遅い雪

えらく寒いと思ったら、けたたましい霰に続いて雪。今年は雪雲がほとんど内陸まで達しなかったので、今頃になって一番の積雪である。南岸を強力な低気圧が通過して呼び込まれた雪雲だろうが、大陸の寒気はもう強くないので、すぐに早春の空気が戻ってくる。…

PlaceEngine

PlaceEngineという面白い位置検出サービスが公開されているのに遅まきながら気づいた。GPSが搭載されていないノートパソコンなどでも、周辺の無線LANアクセスポイントの情報によって現在位置がある程度推定できるというシステムだ。 携帯には周囲の基地局か…

シーズン終了

Yahoo!スキー&スノー情報で見る兵庫県のスキー場の無残な状態。先月20日頃まで続いた寒波の雪も、その後のとんでもない高温とザザ降りのせいで台無しになってしまったようだ。各スキー場の積雪情報は地域的な雪の降り具合を知るいい指標になるが、それでい…

泣菫随筆

正月以来、すっかり薄田泣菫の随筆に惚れ込んで、オークションやネット古書店で安く出てるのを見つけては手に入れてきた。もう一冊『大地讃頌』も注文しているのだが、古書店がすぐには見つからないと言ってきたので、気長に発掘を待っているところ。 現在文…

Spring

Helleborus 'Ericsmithii' 久しぶりに庭に出てみると、色んな植物がもう動き出している。やや標高があって、夜になると裏山の冷気が下りてくるこの庭では、下界はもちろん近所の庭に比べても万事に動き出しは遅いのだが、先日来の馬鹿陽気についに植物もだま…

春一番

せっかく積もった雪が、ジュッと音をたてて融けてしまいそうな暖かさ。ずいぶん風が吹くと思ったら、春一番だったらしい。先日はブナの枝という枝に重々しく発達していた三ノ丸の霧氷も、これでは跡形もなく消えて、今はブナ林も黒々としていることだろう。 …

氷ノ山三ノ丸幕営

土日はK氏を誘って雪山幕営。雪のシーズン前半の気に入りのフィールドになっている県境尾根からの三ノ丸にご足労頂く。スキーの名手なのに山スキーを忌避する氏に合わせて、今回は初めてスノーシューで。長めの寒波の後でラッセルが予想され、日帰りならス…

三ノ丸幕営アルバム

光る枝(拡大) 新雪ラッセル ブナ林を縫って 霧氷の世界で 翳る三ノ丸南麓 朝の大雪原と凍るブナ林 光る大雪原 凍りついた笹原と三ノ丸避難小屋 雪原の妖怪 大杉厳冬 雪原孤影 弱光の霧氷樹 光降る霧氷林

LIFE画像の大阪砲兵工廠

杉山鉱山の残影、追加。 LIFE誌がGoogleで公開しているアーカイブにも幾つか戦後大阪の空撮写真があって、2点砲兵工廠のものを見つけた。かなりの高度から撮った地図作成用? の前回の写真と違って、これはもっと低空からの報道写真。すさまじい破壊の様子…

おくての原種

H.purpurascens 原種ヘレボラスのプルプラセンスが蕾をつけた。よく見るとほとんど開花しているのだが、うつむいているので花の様子は分らない。無理に仰向かせるとポロリと首が取れそうで手が出せない。というのも、苗を買って5年目にしてようやく咲いた虎…

空撮・大阪砲兵工廠跡

また空中写真でタイムトラベル。 「国土変遷アーカイブ」には敗戦まもない時期に米軍が撮った写真も公開されているから、当然各都市が蒙った空襲の傷跡もリアルに記録されている。なかでも発見だったのがこれ。 当時、東洋最大の軍事工場といわれた大阪砲兵…

権力闘争

石川起訴・小沢不起訴。まあ、やってることもヒドイもんだが、これって、遠い国からごくごくかいつまんだ情報だけできわめて客観的に見たとすると(意外にこうゆう視点が正鵠を射たりする)、旧政権時代が恋しい官僚集団の先兵たる検察が、人気絶頂だった新…

空中写真ノスタルジー

空中写真というちょっと懐かしい言葉は考えたら変な表現で、知らない人が聞いたら、スカイダイバーの記念写真? などと思われるかもしれない。今では航空写真の方が分かりやすいだろうが、うれしいことに国土地理院を始め、まだ普通に使われているようだ。 …

厳冬再び

夕方から夜にかけての戸倉トンネル東口ライブカメラ。強力な寒波まっただなかの国境のトンネルは美しくも凄い雰囲気だ。これで戸倉コースの雪もリセットされて、寒波明けはラッセル必至。またしばらくは三ノ丸が遠くなる。雪が止むこの日曜あたりは、パウダ…