2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴィレッジ

昨夜地上波でやっていた「ヴィレッジ」という映画が面白かった。 舞台は前近代の雰囲気の漂う村。人々は家畜を飼い、畑を作り、艷光りするシェーカー風の家具が置かれた簡素な家で暮らしている。周囲は深い森に囲まれていて、そこには魔物が棲むと信じられて…

湯餅

寺荘 大麥は苞を成し 小麥は深し 秧田 水満ちて 緑 針を浮かぶ 今年一飽 全く慮無し 寛ぎ盡す 歸舟去客の心 先日紹介したくたびれた版本の『三家妙絶』から范成大の絶句。ちょうど今頃だろうか。麦はよく実って、水田には針のように苗が植わっている。今年は…

汶川地震

日本で呼ぶところの四川大地震は、現地では汶川地震という呼び方が一般的なようだ。百度の画像検索で汶川地震を検索すると、たくさんの無残な写真が現われてくる。確かに、中国は広大で四川省も日本より広いのだから、四川大地震という呼び方は大まかすぎる…

四川の陸游

成都書事 劔南山水 盡く清暉 濯錦江邉 天下に稀なり 烟柳 樓閣を遮り斷ぜず 風花 時に馬頭を逐って飛ぶ 芼羹の筍は稽山の美に似て 斫鱠の魚は笠澤の肥の如し 客報ず 城西 園の賣る有りと 老夫 白首 歸るを忘れんと欲す『だが詩人は蜀(四川)の地方を愛して…

宋三大家律詩

オークションで落札した標記の版本が届いた。かなり傷んで書き込みも多い本とあったので、初値で落ちるならと応札したもの。なるほどエラくくたびれた本。もしかしたら江戸のものかと期待していた書き込みも、鉛筆と万年筆交じりの新しいものでがっかり。書…

クサイチゴ

木苺の季節である。カジイチゴという2mにもなるシュートを直立させる種類が庭にあって、この季節、黄色い液果をつけるのだが、この実はさほど美味くない。それに鳥にめだちやすいらしく気がつけばついばまれてしまっているのが常。それよりもフェンス周り…

寸描

まだ日射しの届かない庭。デッキの手すりにおいたゲラニウムの鉢が、夜の間閉じていた花をまた開き始めた。5月の朝も下旬ともなると、ひんやりと湿った朝露に初夏の気配がただよう。今日も日中の気温はぐんぐん上がりそうだ。

雪山・藪山

山頂から三ノ丸方面 3/29 5/18 大段ヶ平から山頂 4/04 5/18 先日の氷ノ山で撮った風景と以前に山スキーで登った時のものに、近いアングルのがあったので並べてみた。いや〜、わずか一月半ほどの違いでまったくの別世界。きっぱり潔癖な雪の捨象の妙を讃える…

氷ノ山・スズノコ狩り

日曜はK氏を誘ってこの時期のお楽しみ、ネマガリダケの筍、スズノコ狩りに。4月に山スキーで登った大段ヶ平からの道を進み、途中の笹藪に突入してスズノコを探す。すでに地元の人がかなり入っているらしく、去年はそれなりにあった出合川源頭のコルまでの…

無線WAN

この春発売のノートパソコンで一つのエポックになっているのが、無線WAN機能らしい。背景にあるのが、NTTドコモのFOMA HIGH-SPEEDに代表される携帯電話通信網の高速版が登場して、利用できるエリアが広がってきたこと。これまでノートパソコンで使える無線ア…

四川大地震

中国政府は今日になって5万人以上という死者推計を出したようだ。阪神大震災の10倍という想像を絶する数字。もちろん災害の悲惨を死者の数で比較することに何の意味もなく、途方もない数の一つ一つの悲劇がそこには起こっているわけだが、四川の悲嘆の声の…

毛虫禍再び

去年に続いて毛虫が多い。といってもただ一種、マイマイ蛾の幼虫である。薔薇・柿・ツツジを中心に、大事なゲラニウムもうっかりしているとやられている。朝夕、火挟みをもってうろうろして、二三十匹ひねりつぶしても、翌日には同じところに同じほど見つか…

ジャーマン・アイリス

の季節到来。といっても、今年は強健なダスキー・チャレンジャーと、昔から庭にあった薄オレンジの古い株の2種類しか咲いていない。他に数種あって、去年はとりどりに咲いたのだが、日当たりか水はけか、その後の生育条件が悪くなったようで、どれも新しい…

ビオコボ

午後遅くからすっきり晴れた。ずいぶん肌寒いが、庭を眺めながらデッキで安ワインをがぶ飲みしているといい気分だ。一雨あって、よく潤った庭には花をつけている種類が一気に増えた。薔薇の足元ではゲラニウムのカンタブリギエンセがたくさん伸ばした花茎に…

慈雨

五月晴れどころか夏近しを思わせる日が続いた今年の連休以降。雨勝ちだった去年とくらべて、やっぱり5月はこうでなくちゃと言いたいところだが、さすがに庭土は全体に渇き気味だし、鉢など早くも毎日水を遣らなくちゃ萎れてしまうものもある始末。そこにこ…

FastStone Image Viewer

先日の鈴鹿へは久しぶりに一眼をぶら下げて行ったので、ちょっと気まぐれにRAWで撮影してみた。ところが帰ってきてパソコンで写真を見ようとすると、これまでJPEGオンリーで来ただけにぜんぜん環境が整ってない。とりあえずRAW現像ソフトの期間限定のお試し…

井上ひさし『ボローニャ紀行』

『日常の中に楽しみを、そして人生の目的を見つけること。 商店街へ出かけてうんと買物をしたり、遊園地へ行ったり、温泉や何とかランドへ出かけたり、そういう非日常の方法でしか楽しむことができないのは、少しおかしいのではないか。ただし、日常の中に人…

フェンス薔薇

庭の2辺のフェンスを飾って薔薇が咲いている。モッコウバラは黄色い八重の小花をしなやかな枝いっぱいにつけて花の滝のように今満開だ。ナニワイバラは白の一重に金の蕊のおおらかな大輪を剛直な枝から次々に咲き出させている。片や八重小輪、片や一重大輪…

鈴鹿 藤原岳・御池岳

土日は思い切って日本アルプスで山スキーというプランもあったのだが、娘が一日車を使いたいというので断念。まあ、それがなくても滑りに自信がないので、斜度がきつく雪の状態も大きく変化する高山スキーは荷が重い。来シーズンは氷ノ山だけでなく、越美の…

播但ドライブ

休日なのか平日なのか微妙なメーデー。よめさんを誘って恒例の中国山地ドライブに出かける。今回は氷ノ山の帰りに目星をつけておいた但馬への道。播磨一宮から県道6号を北上するコース。 出発が遅くなったので、まずはお弁当を買って、一宮から揖保川沿いに…