2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

麦秋

久しぶりに[荒島岳ライブカメラ]をのぞくと、何やら黄色い帯が。手前の田植えのすんだ水田の向こうは一面の黄色だ。はっきりしないがどうも麦畑らしい。そうか麦秋、そろそろ麦の刈り入れのシーズンなんだ。そういえば以前、山の帰りに撮った冬の大野盆地…

鉄斎美術館

清荒神に立ち寄る。このところ宝塚辺りにたびたび通っていたのだが、いつも開館時間に間に合わず、ようやく鐵翁への拝謁がかなう。今回は絵ではなく書の展示。書は分らないので、ざっと見るだけ。勤皇派弾圧から一時身を隠すことを知らせた蓮月尼への手紙と…

エゴノキ

庭のエゴノキが咲いている。この木の良さを知ったのは、庭木としてではなく山の木として。六甲の徳川道には何本かこの木があって、ある年、素晴らしい満開の時に行き合った。枝全体に清楚な花が下向きに咲いて、見上げたときの清々しさは深山のシロヤシオに…

フランス・ブリュッヘン

NHK-Eチャンネルでブリュッヘン・18世紀オーケストラの演奏会を見る。ベートーヴェンの交響曲1・3・8・5番を一気に。普通のオーケストラでは大変ヘビーなメニューだが、朴訥で直球勝負でけれん味のない古楽オーケストラでは、最後まですっきり聴ける。小…

ゲラニウム・ゲラニウム

一雨降って、気温も上がり、ゲラニウムの花壇はほとんど草むら化している。で、ちょっとメルヘン風にゲラニウムの花園。(ちなみに、写真のソフト的ソフトフォーカス化の方法はこちら)。入り乱れて咲く花たちは品種も紛れがちだが、さすがに選抜された園芸…

毛虫禍

去年あたりから毛虫がやたらと増えて困っている。昔からお馴染みの毛虫の代表格、マイマイガの幼虫が至る所についている。特にひどいのがモッコウバラで、取っても取っても枝やらバラを這わせているラティスやらに毎日幾匹かが見つかる。だんだん大きくなっ…

雑感

最近、感じることがある。日本には故無き権威が多過ぎる。社会のあちこちに小帝王・小家元がいるのだ。彼らは辺りを払って権威然としているし、周囲の人々はそれを自明のこととして奉っている。もちろん権威者が権威者となるためにはそれなりの成功の経歴が…

ゲラニウム・パルマツム

Geranium palmatum 珍しいゲラニウムが咲いた。これも[Geranium Web]さんから種を購入して育てたもの。ポルトガル領のマデイラ諸島が原産の半耐寒性ゲラニウム。耐寒限度−5℃ということなので、暖地の神戸とはいえ標高200mの当地では、一応鉢植えにして無…

白倉山

今シーズンも一度はシロヤシオを見ておこうと、日曜は白倉山へ。前夜山麓の保養施設スメールの駐車場で車中泊して、庵ノ谷林道の登山口に入る。そこから稜線上の大熊谷ノ頭へはわずか30分という手抜きコース。稜線は風が冷たいので雨具を着て進む。花は山ツ…

懶惰

窓の向こうの空に少しずつブルーが広がってくるのを眺めつつ、テレビの前で犬とゴロゴロ。BSデジタルはまだ落ち着いた番組が多いのが救い。視聴者が増えたら、これもまたタレントがほたえまくるメディアの無駄遣いとしかいいようのない番組ばかりになるの…

キッチン・ゲラニウム

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風露草の小道

ゲラニウム・オクソニアナムの何種かと、タイニーモンスターとサンギネウムの白がぽつぽつ咲いている。最盛期は初夏で、これからまだまだ良くなるはずと思っていたら、昨夜の風雨で株の姿がだいぶ乱れてしまった。これは昨日の写真。

ジャーマン・アイリス

ジャーマン・アイリスの最盛期。花がない時は、アヤメや花菖蒲のようなしなやかで瑞々しい葉ではなく、無愛想な白っぽい剣葉が突っ立っているだけの植物なのだが、一旦花が咲くと、花形といい彩りといい、何ともゴージャスで気品があり、ついついカタログを…

花景色

シグマの50ミリマクロで撮った週末の花たち。マクロの役割は花のどアップだけかと思いきや、もう少し距離を置いた撮影でも背景がきれいにぼけて、ちょっと詩的な効果が出る。ただピントの合う範囲、被写界深度が今一つ把握できていないので、同じカットを絞…

スズノコ狩り

家族と犬を連れて氷ノ山へネマガリダケのタケノコ、通称スズノコを採りに出かける。出発が遅くなったので、山道をぶっ飛ばしていくと犬が車酔いしてしまい、車中は大童。2カ月前に山スキーで歩いた横行林道は、まぶしい新緑にあふれて同じ道とは思えない。…

熱帯シャクナゲ

Rhododendron vireya 'Simbu Sunset' ホームセンターで見つけて衝動買いしたビレア(熱帯シャクナゲ)が咲き始めた。そもそも熱帯アジアやオセアニアに美しく咲くシャクナゲがあるというのを知ったのはいつ何でだったろう。新しもの好きの業者のカタログでだ…

シャクヤク

太陽のフレアとコロナみたいな、ちょっとコスモスを感じるシャクヤクのクローズアップ。ふつうシャクヤクといえば、ボタンみたいな花弁の多い豪華な花だが、これはほぼ一重のたぶん原種に近いシャクヤク。実はボタンの台木に使われていたシャクヤクの根っこ…

水西荘と鐵齋、メモ

「御幸町の家は餘り狭い。殊に夫人は身重になった。丁度其頃頼山陽の舊居三本木の水西荘、即ち山紫水明處が空家になったので由縁ある家であり翁は喜んで此處へ移った。此家の東側は加茂川で其の對岸に梁川星巖の宅があり、紅蘭女史が一寸野菜買ひに行くにも…

竹外二十八字詩

○薔薇 錦被 堆をなす 燦爛の光 頭をめぐらして空しく憶う水西荘 晨に花裏より師を尋ね去り 紅露 衣を灑して三日香んばし バラの垣根ということで思い出した詩。頼山陽の水西荘には薔薇が多く植えられ、藤井竹外にとって薔薇は、師の思い出と分かち難くつなが…

ナニワイバラ

Rosa laevigata モッコウバラと並ぶ、うちのフェンス用バラのもう一方の雄、ナニワイバラが満開だ。これも中国原産の原種バラなのだが、宝永年間に大阪の商人が輸入して広めたことからこの名がついたという。アメリカでもチェロキー・ローズなどと現地の名で…

N響・スヴェトラーノフのチャイコフスキー

今夜も賀茂泉をすすりつつチャンネルを漁っていると、地デジのNHK-Eチャンネルでチャイコフスキーの5番交響曲が鳴っている。なんとなく聞いていると、これがいいではないか。どんどん引き込まれて最後まで聴いてしまう。きれいな旋律のオンパレードで、下手…

賀茂泉 搾りたて生

寂しさを遣るは酒に如くはない、ということで、我が日本酒シーズンの掉尾の一本は賀茂泉。なかなかお目にかからない生酒を、三田のスーパーでたまたま発見してさっそく一杯。賀茂泉といえば、地酒ブームの初期から定評のある有名酒で、自分もこれの純米酒で…

関西空港

しばらく海彼で学ぶ娘を関空に送る。わざわざ友だちが何人も見送りにきている。華やかな壮行の輪を、中年親父は目を白黒させて離れたところから眺めるのみ。おつむはともかくも、社会性だけは父親と違いちゃんと育っているようだ。なかなか図太いところのあ…

二色椿

この季節、庭ネタは尽きない? 鉢植えの椿に咲いた色違いの花。白っぽい方が本来のこの品種「春の台(うてな)」の花。もう一方が、地のピンクが濃く、花弁に白い縁取りの入った覆輪花。いわゆる枝変わりという現象で、特定の枝に咲く花だけ、様子が違う状態。…

オールド・ブラッシュ

Rosa chinensis 'Old Blush' 大鉢でしどけなく咲いているチャイナローズのオールド・ブラッシュ。雨の多い中国生まれのバラなので、きっと黒点病にも強いはずと導入したのだが、とんだ短慮だった。簡単に黒点病にかかり、殺菌剤を使わないうちでは、夏にはほ…

モッコウバラ

Rosa banksiae ゴールデンウィークに合わせるようにモッコウバラが咲き始めた。フェンスの上に這わせたのが年々立派になり、たくさん枝を垂らして、その枝にこの時期、びっしり黄色の八重の花をつける。下から見上げるとまるで花の滝だが、一つ一つの花房を…